5/29/2016

うちの猫ーーだった猫ーーー逃亡

 
うちの猫だった猫、ななチャン。


月曜日は、お隣のベブの引越しの日でした。

これは前の投稿の続きのようなものなので、参考までに。
↓↓
うちの猫ーーだった猫ーーお別れ

前の夜遅くに、近所の人たちが訪ねてきて、ワイワイガヤガヤ大騒ぎ。
騒がしいのが嫌い、お客様が嫌いな  ななチャン のことが気になりました。
(うちで預かっておいたほうがいいかなあ)
でも、息子の学校の行事などでドタバタしていた私は、
時刻も遅いしで、ついそのままにしてしまいました。

翌朝、訪ねていくと、案の定、ななチャンはすきを狙って逃亡。
一晩中帰らず。
しかも、引越し業者が来て、今度は引越し作業が始まりましたから、
結局、見つからないまま、ベブは新居へと去って行きました。
もちろん、ななチャン捜索と保護は私の役目です。

 
日が落ちて静かになったころ、ななチャンはいつも戻ります。
この日は、日没の9時ごろに戻ったもよう。
でも、引っ越してだれもいなくなった家は、本当に真っ暗です。
ななチャンは、途方にくれたようです。

何か支障があると、寄り付かなくなったくせに、元飼い主の我が家にこっそり入って来て避難します。
私たちに気付かれないように、こっそり入ってきますから、いつ来てるんだかわかりません。
もしかしたら、引っ越し騒ぎの間、我が家のどこかにひっそり隠れていたのかもしれませんが、
忍者のような猫ですから事実は謎のままです。

それが、なぜこの時にはわかったかというと、
我が家のペットドアから入って来たのを愛チャンがすかさず追いかけ、
逃げて行くのを息子が目撃したのでした。

でまあ、私は真っ暗な中、ベブの家の裏庭でななチャンを呼ぶと、
ミャアミャア鳴き声が聞こえました。
ふだんは返事なんかしませんが、この時はさすがにおかしいと思ったのでしょう。

向こうから近づいては来ませんでしたが、
声をたどって行き着いた私から逃げようとはせず、じっとしていました。

無事、保護できました。
 
 
日本を訪問中で空いている娘の部屋に、トイレと餌と、水を置き、ドアを閉めておきました。
ななチャンと遊びたいだけなのに、冷たくされ続けている愛チャンは、
娘の部屋のドアの前にずっと陣取っていました。

 
動機はさておき、これがななチャンが部屋から逃亡する気持ちにならない見張りの効果になりました。
結局、ずうっと冷たくされっぱなしの愛チャンのままお別れになったのでした。

 

次の日、ベブはここから1時間半ほどの新居から、ふっとんで迎えに来ました。
ベブの嬉しそうな顔といったら、それはもうでした。本当に良かった。

そして、
ななチャンは、本当にお隣からいなくなりました。

「お母さん、ななチャンもいなくなって、なんだか寂しい」
と、息子がつぶやきました。
ふだん、べつに見かけることなどあまりなかった、愛想もなにもない、元うちの猫ななチャンでしたが、
たしかに、不思議なことに、じーんと胸の中が熱くなりました。

その日の夜、
ゴミを出しに外に出ました。
外に出ると、ベブの家のキッチンの窓が見えます。
でも、その夜は月もなく、外が真っ暗でした。
人が住んでいる家は、たとえ旅行中で留守にしていても、何かしらほのかな光があります。
私たちの暮らす家は、敷地がだだっ広い住宅地なので、街灯も何もありません。
この家に引っ越して来てから8年あまり。
これほど夜が暗いのかーーと感じたことはありませんでした。
ちょっとした光でも、明るく感じていたのだと痛感しました。

トムが世を去り、ベブもななチャンも去り、
じーんと、胸の中に淋しさが広がりました。

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5/20/2016

駐車場とわたしー 空港の駐車場で

 
大学生の娘が、初めて日本に一人旅。
デトロイト空港に送って行きました。
慣れている人だったら出発ロビーのところに付けて降ろしてバイバイなのですが、
なにせ初めての国際線の一人旅ですから、心配なのでゲートに入るまで見送りました。
つまり、大嫌いな駐車場に停めて、私も一緒に降りて行きました。
 
空港や大病院といったところは、とても駐車場が広いので、
わたしはよく、移動の最中、写真を撮っています。
戻って来る時のために、振り向いて逆方向から撮ります。

わたしは大きくて広い駐車場が苦手です。
そういうところには、たまにしか来ないので、慣れようがない。
駐車場には、車をたくさん収容できるように、
一階分の高さを半分ずつ上がるようにカウントしているところがあったりします。
つまり、1階の次が1と1/2階、その次が2階、、、という感じ。
車ですから、坂を上りながら上に行きます。
その坂道自体が駐車スペースの所は、
本当に自分が何階にいるのか感覚的につかみにくい。。。。

しかも、当然のことながら、車がずらりと並んでいる風景は似通っています。
とても目立つ車が停めてあったとしても、ずっとあるわけではないので目印にもできません。
そして。。。わたしの車の色は黒。どこにもある色です。そしてどこでも見かける車種。
ですから、だいじょうぶと思っても、必ず目印になるものの写真を撮るようにしています。
 
 
 
この日は、フライトがあまり混んでいない時間帯だったようです。
しかも、充分プラスアルファの早めに行ったので、駐車場は、ふだんよりかなり空いていました。
ということで、ターミナルのビルへの連絡通路の延長線上に停められました。
ですから、写真を撮らなくてもいいくらいだと思いましたが、やはりパチリ。
早く行ったので、娘も列に並ぶ時間がさほどなく、お天気も快晴で予定通り。
わたしも、写真のお世話になることなく車に戻り、帰りの道路も渋滞もなく快適。

じつは、どこに車を停めたかわからなくなる失態は、
数人のいい大人が揃って行ったときに起こっています。
おしゃべりに忙しかったりもあるのでしょうが、
我が家の場合、一番の原因は、
「誰かが覚えてるだろう」
と勝手に思い込み、つい油断したときです。
「誰かがきっと」の時の「誰か」は、我が家の場合、どうもいないようです。


デトロイト・メトロポリタン空港

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5/16/2016

ニュースの拾い読み ー レシートって。。。

新しいハンバーガー屋さんが開店した時に
レシートにメッセージがあるのがサービスでした。
ですから、どちらかというと、楽しい感じに思っていたのですが、
そうでもないということを知ってしまった。。。

けっこう前のニュースですが、
買った商品を返品に行ったら、返品のレシートに失礼なことが書かれていたそうです。


下はニュース記事。


Rude receipt 
と、検索すると、他にもたくさん出てきます。
悪い言葉がどんなものかも、これで再確認できて勉強になります。
中には、客がチップを払わない時などの、失礼なメモもあったりします。

書くほうも書かれる方も経験したくない。
レシートは、金額だけで、下のほうはよく見ない習慣だから、
案外、気づいていないのかも。。。。?

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5/08/2016

絵を描く生活ー 写生のシーズンが来たよ

冬が終わると、写生の機会が増えます。
愚痴になりますが、ミシガンは、あまり景色が綺麗ではないので、残念です。
(ミシガンの人に怒られそうですが)
綺麗な景色、風情のある景色に飢えております。
ですから、気に入った場所には最優先で出かけます。

 
↑ 絵の仲間のデニスの家の庭にある納屋。
私のお気に入りの場所のひとつ。

******

毎夏、日本に一時帰国しますし、旅行などに行く機会があっても、
写真を撮るだけで絵が描けたためしがありません。
出先でも、さっと写生やスケッチができるようになりたいと、強く思うようになりました。
鉛筆で時々描いているのですが、やはり、色を使ったものが描きたいのです。

今年から、小さいサイズの絵をほぼ毎日描くようにしています。
7" x 10" / 18cm x 25.4cm のサイズの水彩画が、私には按配がいいようです。
水彩画は、乾いた後の保存が楽だし、慣れています。水彩鉛筆も使うようにしたら、
かなり荷物をコンパクトにできました。

 
また、このサイズの絵を入れるマットとバッキングボードは、安くまとめ買いができ、
どこでも手に入りやすい11" x 14" の額にすぽんと入れられる形に揃えました。
いろいろなグループに所属している私は、いつもグループ展が多く、頭痛の種なのですが、
この体制だと、絵がすでに額に入れるだけでいい状態になっていますから楽チンです。
さっとマットごと入れ替えるだけでいいし、額が足りなくなっても、
どこでも必ず置いているサイズですから、簡単に用意できます。

小さい絵は、コンペに出すようなものではないですから、気楽でもあります。

*****

そこに、写生のシーズン到来です。
今年の集まりから、滅多に写生ではしなかった水彩を描くことに決めました。
この日の場所は、ミシガン大学の ボタニカル・ガーデン。
年中無休の温室と、屋外の庭があります。

 
botanical garden の外で仲間と写生しているところ。手前が私。

 

仲間といっしょに、面白い形の木の絵を描いてから、室内(温室)の方に行きました。

 
ここには、プラントの万華鏡があります。
植えてあるものが今ひとつだったので面白くないことが多かったのですが、
今回は色目がよろしくて、楽しめました。
 
 
下は万華鏡ではなく、サボテン。
 
盆栽もあります。
外で描いた木がある種、盆栽を彷彿させる幹だったので、
今回はこれを描くことにしました。
 
形を無理矢理作られる盆栽ですから、
絵に描いたときは、絵の具には、好きなように動いてもらいました。
ですから、本物とは違う形になりましたが、絵ですから平ちゃらです。

 

さあ、今日は何を描こうかな。

Matthaei Botanical Gardens of University of Michigan
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5/03/2016

今日は外ごはんーー サンデー・ブランチ @ The Quarter , Ann Arbor MI


このところ、久しぶりにお客様があり、外食をしています。
日曜日だったので、サンデーブランチをやっているところにしました。
ブランチというのは、朝ごはんと昼ごはんをいっしょに考えて、ゆっくり取るものです。
ブランチは、ゆっくり、のんびりなので、我が家のお気に入りです。
自由に取れるバッフェスタイルが好み。

ところで、
このごろ、Open Table という、ネットでの予約システムに参加しているレストランが増えてきました。


全米というわけではなく、地域にばらつきがありますが、
いちいち電話しなくてもいいし、空きがあるかも一目瞭然。
キャンセルも楽にできるし、とても気に入っています。
お店の方にしても、
人数の変更やらキャンセルやらを電話で聞いて調整している時間がはぶけます。
当日、目の前に来たお客と、手元にあるデータを突き合わせて席に案内すればいいわけで、
とてもいいシステムだと思います。

ですから、このごろでは、お客といっしょに行くのは、
このシステムを使っているところが多くなりました。

当然のことながら、今回のブランチに行った The Quarter  もそうです。




Tavern と名前にもついている通り、
平日はお酒を楽しむお店でもあります。
そのせいか、生ガキがたっぷりブランチでも出ていて、うれしいです。
カキは、アメリカ産の方がさっぱりしているので、好みです。
カキフライにすると、うまみがないですが、生食はつるりとおいしい。
カクテルソースに、ホースラディッシュ(洋わさび)の組み合わせが最高です。
イカ刺しのような乗りで、つるりつるりと食べます。
日本のカキは、味が濃いので、生食は苦手です。カキフライの方が好きです。


サラダにローストビーフに、あれこれありましたが、
私は生ガキとエビに力を入れました。

ブランチは、のんびり、ゆっくりおしゃべりしながら過ごせるのでとてもいいです。


あまりにのんびり楽しくおしゃべりをしていたら、3時になっていました。
ブランチは2時までです。
周りのテーブルはすでにディナーの準備が終わりつつあり、
風景が変わっていました。
1時間も長居してしまったというのに、お店の人たちはニコニコ感じよく、送り出してくれました。
いやはや、面目ない。。。

また生ガキを好きなだけ食べに行きたいと思います。

The Quarter
http://www.thequarterbistro.com/

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