12/31/2016

謹賀新年 2017

 
干支の絵を描こうと油絵で始めたのですが、
キャンバスが大きいので2羽配置したら、
闘鶏になってしまった。。。未完成なので、部分的に使ってます。
油絵は乾くのが遅い〜。


2016年も、あっという間におしまい。
年ばっか取って、人間はまだまだ練れてないなぁ。
体の調子も今一つで、冬がまた来て気持ちもダウン気味。
ニャンコと犬が癒しです。
ずっと忙しかったことが影響して、ここのところブログより、
インスタグラム(Instagram)の方に写真とつぶやきを入れて、
それをFacebookなど、他のアカウントにシェアして済ましていることが多いです。
よろしかったら、こちらの方もご覧ください。
新しいニャンコたちのことは、こっちにけっこう入っています。



ニャンコの事は、状況がいろいろ変わるので、ブログにはもうちょっと後で、
と思っているうち、はっと気づくとかなり時間がたってしまった。

ブログもリンクが変わってから、世間に出回っている古いリンクからは入れなくなり、
アクセス数も激減。少しずつ立ち直ってきてはいるものの哀しい。
そのうえ、過去記事のいくつかは写真が消滅!
気づいた範囲で修復を試みてはいますが、疲れる。。。

とまあ、愚痴から始まった新年ですが、

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

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12/26/2016

子供と観たクリスマス映画ー Star Wars Rogue One

 
いつも行く最寄りの映画館。Ann Arbor と称しているけれど、住所はしっかりYpsilanti イメージか?
2008年に引っ越してきてから系列が変わること2回。

RIP
この投稿をアップした直後、1977年の初公開のスターウォーズ
 レイア姫役キャリー・フィッシャーが亡くなった事をニュースで知りました。60歳。



クリスマスは、いつも映画を観に行きます。
映画は、アメリカ生活では、安い娯楽です。
ふだん、家でオンラインで自宅で映画を観ていますが、
何かしながらの片手間だし、
すぐに一時停止して、あれこれしてしまいます。
Too many distractions. というものです。
こと、主婦というものは、常にいろいろなことを一度に考えながら暮らしています。
やはり、映画は映画館で観ると、集中して観られます。
今、家に大画面で映画を楽しめる家庭が増えてきていますが、
映画館に来て観る人たちがまだまだいるのは、こういった理由があるからだと思います。

絵をやっていると、映画を観ることはとても目にいいです。
というのは、画面がとても美しく作り上げられていることが多いからです。
ものすごい熱量だなあと感心します。
人の顔、表情、動きも観察できます。
なんだかんだいって、映画は家庭の普通のビデオと違い、
動きや姿もそれなりに決まる型のようなものがあります。
ですから、できるだけ映画を観よう、それも劇場でしっかりと。
と、思うのですが、なかなか行けません。
もうすぐ、車で5分ほどの所に小ぶりの映画館ができる予定だそうで、
とても、とても期待しています。
2017年の目標は、もっと劇場で映画を観る!
(これ、毎年書いてる気がするな〜)
下の絵は、アナーバーのミシガンシアターです。
ここは建物もHistoric Building で味わいが深く、
上映する映画も、一味違う文芸作品がかかるので、頻繁に行きたいところです。
でも、現状では、一般封切り映画を上映する普通の映画館に行くのが精一杯。
子供と一緒に行く休みのときにがんばって時間を作るというのが現状ですから、
私の観たい映画をとテイストが合いません。

 
Michigan Theater. Watercolor. 12"x16"


ということで、このクリスマスは何を観たかというと、
お分かりの方は多いことと思いますが、
スターウォーズの最新作です。Rogue One.
映画館は、ふだんよりかなり混んでいました。
ふだん半分以下の埋まり方の正面の駐車場が端までいっぱいでした。
 


チケットを買い、映写室に入る前に、定番のポップコーンとドリンク。
息子は映画より、こっちがいつも楽しみ。

 
 
この、いつも行く映画館は経営が変わって、シネマークというところになったのですが、
以来、ただでかけ放題だったポップコーンのフレーバーはなくなって有料で売られるようになり、
お代わりし放題だった飲み物とポップコーンのセットは、
飲み物はお代わりダメ、ポップコーンはお代わり一回のみとなりました。
朝一の上映ディスカウントの価格も上がり、なかなか厳しい。
でも、いいこともありました。
いつもポップコーンを買うために長々と列に並び、時間がかかっていたのが、
このところの改装で、販売カウンターの数が増え、時間がかからなくなりました。
しかも、
カウンターは、注文を受けて渡すのみ、飲み物は自分で選んで入れて、
支払いは別のレジと分業になってから。ちょっとしたカフェテリア形式です。
注文して、食べ物をもらい、飲み物も入れてもらい、
支払いもすべてカウンターで一括していたころは、本当に時間がかかりました。

 
このfree refill というタブは、お代わりをしたときにベリッと取られます。
3回目防止措置。


息子は、定番のお代わり一回分つきのポップコーンとドリンクセットを抱え、
準備OK〜〜!!


劇場は、親子連れがたくさん来ていました。
よく考えてみれば、スターウォーズは、長寿番組、じゃなかった、映画なので、
縦割りの世代が一緒に観て楽しめることが可能な映画シリーズです。
(よし、うちも頑張ろう! という気持ちにはなりませんでした)

ところで、映画が始まる前に予告編をたくさん流しますが、
スターウォーズ上映の映写室なので、SF系がほとんどでした。
どれもこれも、あの独特な古代と未来を混ぜ合わせたような光景で、
やたら破壊行為が繰り広げられます。
グラフィックが充実したゲームの画面のようです。
車も戦闘機も、超スピードでグルグル回転して、
グワッシャーンと、建物やら、いろいろなものに衝突して大破。
武器も一通りそろってバッカン、ビビビビ、ゴゴーンです。
こんな状況の中、生きているなんて不思議!
なんですが、しっかり人物たちは生きていて、
人間の体は強靭と勘違いしちゃいそうです。
はあ〜。
下は、今回、プレビューで見たトレイラーの一部。
(全部を探す元気はなかったので、ごく数作)

トランスフォーマー(2017)
このシリーズも長い。。。何年か前に観たとき、異常に場面展開と動きが速くて、
映画の中身より、
ものすごい目の訓練をしたような気持ちになったことをよく覚えています。
というのは、続けて観たハリーポッターの
空中をピュンピュン箒かなんかで飛び回る見せ場の戦いシーンが、
子供用のゴーカートかなんかを見ているみたいに遅く、のろのろして見えたからです。
今回の新作のトレイラーを見ると、普通のスピードに感じました。
それとも、私の目がスピード対応型に進化したのか???


スパイダーマン(2017)
手を変え、品を変え、やっぱりいろいろ製作されております。
今回のはコミカルな感じ。私は最初から真面目についていっていないので無知に等しいです。


パワーレンジャーズ 
日本の子供向けヒーロー軍団を、画面をつぎはぎしてテレビシリーズ化してアメリカで流行ったもの。
つまり、もともとは日本産だ〜。

アメリカの映画は、テレビドラマシリーズのように、
シリーズ化して、続き物を観るような感じのものが増えてきている気がします。
テレビシリーズからもらってできているようなものもあるし。
あと、過去映画の焼き直しみたいなものも増えてきました。
(2017年はBeauty and Beast の実写版)

この、スターウォーズは、最初から長い物語の中の一部という触れ込みで当たったので、
SF映画には、特にこのようなシリーズ前提で入っているものが多い気がします。
私の記憶は、大昔、若い頃に観た最初の映画とそのシリーズの続編の少しくらい。
そして、長いブランク。
今回封切られたエピソードは、そのオリジナル版の前に起こったことをカバーするもの
ーーーということも、子供との付き合いなので、真剣に調べて行かなかった私。
観ている間、半分くらいまで、チンプンカンプン。
どうもそうらしい。。。とわかってきましたが、、、、
その道のりは決して楽なものではありませんでした。

一方、息子の方は、すべての映画を観てきたわけでもないのに、
しっかり世界に入っていて、涙ぐんでいる場面もあったり。ほほう!!と思いました。
終わった後、いろいろ聞いて、説明してもらいましたが、
これまでの前編を観ているわけでもないのに、
いつの間に仕込んでいたんだろうと驚きました。
ほんと、我が子ながら謎が多いです。
説明してもらった細かい話は、すぐ左から右へと抜けていってしまいました。
我が家の場合、母子の対話なんてそんなもんです。

下は昔むかしのスターウォーズのオリジナル版のトレイラー。
画面づくりも、紹介のしかたも古い。
でも、懐かしいルーク・スカイウォーカー、レイヤ姫、ハン・ソロが、
初めて世間に登場して一世を風靡した頃を思い出しました。
今回観た映画のラストシーンにこのうちの一人が、エピソードの流れがつがなるように
出てきていたのですが、そっくりそのままといっていいくらい。
どう考えても年齢的に現在は無理があるので、特殊メイクなのか、
むかしの映像から取って加工したのかは謎です。
オリジナル版に出てきたロボットたちも、
今回の最新作にチラチラっと出ておりました。


このスターウォーズは、一般に発表されている原作本があるわけではなく、
ジョージルーカス監督の構想の元出来たスペーススペクタクル。
初回に製作したエピソードは、時間軸の順番通りではなく、
一番見せ場があり、興行的に成功しそうなので先に作ったとか。。
確かに大当たりに当たったので、その後、続いて別のエピソードが製作、興行されてきています。
とはいえ、
これは私の推測ですが、最初のころより、いろいろな事情で、
微妙に最初の構想より変わった部分もけっこうあったんじゃないかと思います。
なにしろ、映画は製作に時間もお金もかかります。
「お金」には、人の思惑がたくさんからんできます。
テレビシリーズのように短期間にまとめて作るーーがききませんから、
主な登場人物を演じていた役者さんが高齢化します。
子役が設定を超えた年齢、大人になってしまうのもけっこう深刻!
こういったあたり、SFの世界も、現実に縛られます。

ところで、
根本的に、私はSFそのものが苦手です。
ほとんどすべてが普通の生活とかけ離れたもので作り上げられたSFの世界は、
設定を理解するプロセスにエネルギーと時間を使います。
そこが、書いたものでも、映画でもSFが苦手な理由です。
こと、映画は言葉での説明の部分がどうしても足りなくなるので、
登場人物が動き回る世界そのものの設定、人物同士の関係を把握するまで気が抜けません。
それが、このスターウォーズみたいに、ブランクがあるものは、もうタイヘン。
ずっとフォローしている人のような「あ、うんの呼吸」がないので、へこたれます。

そんな疲れた頭には、やはりどうしても第1作目がいいなあという気がしてしまいます。
だって、一番見せ場があって、ドラマがあって、
広がりも感じさせる部分だから最初に作ったってわけですし。
さらに、前後関係は元々からあったとしても、
出てきていた設定がシリーズが進んでからの「あ、うんの呼吸」を求めるような部分がなく、
私のようなSFに向かない頭でも理解しやすかったと思います。


下は、スターウォーズのエピソード1〜7までのトレイラーを集めたものです。
いやあ、まめな人がいますね。尊敬です。情熱を感じます。



もちろん、帰りぎわは、ちゃんとポップコーンのrefill(お代わり)をして帰りました。
子供との映画鑑賞の大切な締めくくり。
観る映画ははずしても、これだけは
ぜったいにはずしてはいけないステップなのでした。

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12/23/2016

寒い生活ー 2016 冬が来た! 去年の失敗と今年

 
ミシガンは、冬が長く、寒く、雪が降る土地ですが、毎年、違う顔を持っています。
2008年にここ、ミシガンのアナーバー界隈に引っ越して来ましたが、
初めての冬は大雪の年で、びっくりしました。
最初が大雪だったこともあり、翌年からは「ましだね」という印象となりました。
それなりにドラマはあったと思うのですが、記憶にあまり残っていないので、
普通のレベルの冬だったと思います。

一昨年、2014年の冬は、劇寒でした。
気温の低さも尋常ではなかったですが、雪もすごかったです。
ニューヨークでは人の背の高さ以上の積雪量。死者も出たと記憶しています。

 
From "The Telegraph"
2014年の投稿
↓↓↓

昨年,2015年の冬は、エルニーニョ現象で暖冬でした。
ほんと、不気味なくらい暖かかった。
 
投稿記事
↓↓↓

ところが、2月のおわりごろから雪が降り始め、寒くなりました。
そして、そのまま冬がずれ込んだような形で、春先、けっこう長いこと寒かったです。

ミシガンで暮らすようになってわかったことは、
秋から冬に入るときと、春近くになってからの雪は、
気温が「ふつうに寒い」のでたちが悪いです。
気温が低いときの雪は、小麦粉のようにさらさらしていて、
運転していても小麦粉を上を走っている感じですが、
摂氏でいう0度前後の雪は、べしゃっと重く、
積雪量が多いと、アイス系の飲み物のスラッシーというのか、
スムージーというのかーーのようになります。
華氏でいうと、30度〜35度といったところ。
また、そこで気温がきゅっと下がると、路面や歩道がとても滑りやすい凍り方をします。
朝と晩。特に冷え切ってスタートする朝は危ないです。

徒歩の人も転んで骨折したりということがあちこちで起こります。
ふだん動き回って、よく知っているはずの自分の家の周りでひどい転び方をすることが多い。

雨と雪の間のアイスレインも増えて、とても危険です。
アイスレインは、地上に落ちた瞬間に凍り、ぴったりと氷の層を作ります。
ですから、ドライブウエイが坂の我が家は、しっかり備えていないと大変。
冬の始めと終わりごろのころ、ドライブウエイが必ずいやな感じの凍りつき方をするので、
天気予報と気温を常に気にして過ごさないとひどい目に合います。

下は2014年の道やドライブウエイがアイスになった状態の投稿
↓↓↓

でまあ。。。去年はエルニーニョ現象でついつい油断したためか、
失敗をいくつかしました。
失敗その1ーー雪かき機のガソリンを買っておかなかった。
失敗その2ーードライブウエイの雪を溶かす塩の買い置きを怠り、ひどい時になかった。
失敗その3ーー雪かき機がちゃんと動くか、メンテをあらかじめしておかなかった。


雪の第一弾では、ガソリンを買い忘れていたので、シャベルでふうふう言いながらかきました。
ものすごーく長いドライブウエイです。救いは坂ですから、平坦な所をかくよりは比較的楽です。
まったく、そういう時に限って夫は出張でいない。
子供らも出払っていていない。私だけってなもんです。
ガソリンを買ってきて、さあ、いくぞーっ! と思ったら、今度はプスプスプス。。。
動かないので、マニュアルを見たり、
果てはネットでエンジニアにご相談というやつにも連絡してアドバイスしてもらったり。
でも、ちんぷんかんぷん。
修理するにも、大きすぎて持っていくために小さなトラックを借りなくてはいけない。。。
ああああああああ。
雪かき機を買った Tractor Supply という農場をやっている人たち向けのお店に駆け込んで相談しました。
すると、使わないでずっと置いておいた後は、ガソリンがなめらかに流れなくなるので、
ガソリンの流れるところを綺麗にする液体を入れるといいんだそうです。
本当かなあと思いつつ、おすすめのものを買って入れてみたところ、
動きました!
それはそれは、本当に嬉しかったです。
ちょこまかと出かけて戻る用事があると、その度に雪かきの我が家ですから、
雪かき機は必須です。

冬の、我が家の生活は、雪が頻繁に降るときは出かける時、戻った時、
訳30分は雪かきに時間を使うことがしばしばです。ふう。。。



といった昨年の失敗があるので、
今年は、11月に入り、サムズクラブに安い塩の大袋が出回った時点で、
こまめに立ち寄りながら、2袋ずつ買って、計8袋ストックしました。
雪かき機も、動くかどうか確かめて、ガソリンも買って、
「さあこいっ!」てなもんです。

そうしたら、サンクスギビングのころの11月下旬まで、
あれれ、と思うくらいマイルドだったのですが、
12月に入り、しっかりミシガンの冬になりました。
最低気温が華氏で0度前後。最高気温が華氏で15度〜20度。
雪がどっさり降り、学校も一回目のスノーデイ(休校)。

雪かき機で雪をかきました。留守中に雪が降った場合、
2インチ以上積もっていたら、いちいち頼まなくても、契約している業者さんが雪かきしてくれます。
丸一日留守にしていた日に雪が降ったとき、助かっています。

塩もアイスになりそうな日は、あらかじめ撒いておけたので、
ドキドキしながら帰らずに済んでいます。

さらに、学校が休校になるような悪い天気のときは出かけない
ーーということができるようになってきました。
特に、雪が降っている最中は。
雪がほとんど降らないところで生まれ育ち、
ミシガンに来るまで、雪知らずといっていい暮らしでしたから、
用事がキャンセルになる、用事を自分から諦める、
といった事が嫌で嫌でしかたありませんでした。
ついつい、無理して出たりもしたものです。

でも、ここの思い通りにならない冬の暮らしを何年か重ねて、
出ないで済むときは絶対に動き回らず、
雪がおさまるまで待つ、動き方を考える、ということができるようになりました。
ミシガンに来て、少しずつ、自分も変わってきたなあと思います。

******    ******

そうそう、
今年、1つ危ういことがありました。
家の外に出ている水道管の水抜きを忘れていたのです。
気づいたときは、摂氏ではしっかり零下。あせりましたが、なんとかセーフ。
水抜きをしないと、水道管が破裂することが多いので、要注意です。
破裂したことに気づくのは、気温が上がってきたときで、ダダっときます。
ちょっとのときは、気づきにくく、えらいことになってから気づく人もあります。

じつは、今住んでいる家を買ったとき、持ち主はすでに家を出て
一年ほど誰も住んでいませんでした。
空調の設定温度を電気代節約のためか、猛烈に下げていたため、家が冷え切っていたのですが、
なんと、水抜きを忘れていたのです。ですから水道管に亀裂。
節約といって、留守中、家(建物)を冷やすと、劇寒のここは大変です。
周囲の子供が巣立った友人知人には、冬の間、暖かい所で過ごす人たちがいますが、
何人かは留守中、水道管を破裂させちゃっております。
ふだん家にいたときは暖かくしていて家が温まっていましたから大丈夫で、
ついつい水抜きを忘れてしまっていたようです。
留守中、思い切り暖房の設定温度を下げていたんだと思います。

水抜きをした翌日は、華氏でゼロ。摂氏ではー17. 8 度です。
この低い気温がしばらく続きました。
滑り込みセーフ! 

*******    *******

ところで、
ノースカロライナから引っ越してきた頃、
華氏で20度(摂氏でマイナス6度くらい)が寒くてしかたなかったのですが、
この頃では20度代はマイルドに感じます。摂氏0度はぬくみすら感じます。
バスケなど、スポーツをする子達が
短パン姿で学校の前でドロップオフされているのを見てびっくりしたものですが、
今では息子もしっかり同じ格好で零下の中に出ていきます。

人間、環境に慣れていくものなんだなあと思ったら次第です。
いずれにしても、今年の冬は穏やかに過ごせますように。

****  おまけ  ****
 
Snowy Road in My Town. Acrylic Sketch from photo.
*写真がどこにあるかわからなくなったので、元にして描いた絵を使用。

雪が降っている中での運転は、視界がこんな感じです。真昼間です。
この日は雪の量が多く、除雪車が蒔いた塩との兼ね合いで道がとってもスラッシー。
ハンドルを切ると勝手な方向にすべる、
スピードをかなり落としておかないとうまく止まれない。
信号待ちでスタートするとき、タイヤが空回りする。
などなど。
進路変更を頻繁にしなくていいように、
できるだけ直進で走れるように、
よく知っている道を走ることも大切です。

*****

この投稿を書いているうちに、
気温が華氏で35度前後、つまり、摂氏で0度前後と、マイルドになりました。
叩きつけられるような寒気の後ですから、
外に出ると、ほんのり暖かく感じます。風があまり吹いていないのがありがたい。
まだ一度しか雪が多量に降っていないので、楽ちんです。(今のところ)
このまま、ごく普通の冬でいってくれるといいなあ。

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12/21/2016

うちの犬ー 愛チャン、今、むかし (2)

 
2016年のミシガンは、12月からぐぐっと寒いです。
華氏で一桁。(Singleといってます)または零下。ぶるぶる。
華氏の0度は、摂氏ではマイナス17. 8 度くらいです。
ミシガンは、年間の日照時間が短い州ですが、
気温がキン冷えに低い日ほど、晴れ晴れと明るい日差しです。
反射があるので、眩しいし、ふだん窓から光があまり入らない部屋の中も、
雪の反射光で明る目になります。もちろん、日焼け(雪焼け)も。

 
そんな寒い中でも、我が家の愛犬・愛チャンは、外に出ます。
でも、若いころのように遊びに出ることはめっきりなくなりました。
何しに出るかって。。。。


 
オシッコ(オット、失礼!)
愛チャンは、どうしても外で用足しをしないと気が済まないのです。
ペットホテルでも、他の犬たちのように中の人工的なトイレでは頑としてせず、
特別にいつも外に出してもらっていたくらい徹底しています。
ちなみに、小さな植木の向こう側には、人や車が通る道があります。
遠くて見えっこないんですが、愛チャンはいちおう、
よそ様からは見えないように用足ししております。


 
9月11日からやってきた4匹の子猫たち(総称:ニャンキーズ)がいます。
彼らはまだまだ外に出せません。野生動物に狙われるサイズです。
寒いので、やつらは餓えてます。
近所のジョアンが餌付けしているニャンコの1匹が、つい最近、やられました。
小柄な猫でした。

 

下は、どんなに寒くても、雪が降ると、張り切って走り回っていたころの愛チャン。
3年ほど前までは、こんなに活発だったのになあと寂しくなります。
でも、こんなやんちゃで元気な犬だったので、「遊ぼう、遊ぼう」がしつこく、
うちの猫だった猫・ななチャンからうっとおしがられるはめになりました。
空気が読めない愛チャンは、なぜ、ななチャンが自分を避けるようになったのか、
最後まで、理由がわからなかったようです。

 
下はダラダラしていたかったななチャン。2匹は同い年。
でも、猫の方が早く大人になります。犬はけっこう長く子犬っぽい。
 

下は、現在の愛チャン。オシッコの後、すぐヒーターに直行。
 

とろとろヒーターの前でまどろみ、ニャンコたちもいっしょ。
このペースだったら、ななチャンもお隣の猫にならなかったかも。
でも、あれは運命だったんだろうな〜と思います。
猫が大嫌いだったお隣が、ななチャンを大好きになって、
ご主人のトムは持病で苦しんでいましたが、支えになりました。
トム亡き後は、残された奥さんのベブの支え。

そして、現在の我が家は、白黒モノトーンのニャンコたちと、
色目がマッチした愛チャンの5匹が、気ままに、だらだらと過ごしております。
(ヒーターの前に全員集合のいい写真がない! )
 
愛チャンも、ニャンコたちも、
学校の成績の心配はしなくていいし、
宿題の面倒も見なくていいし、
習い事の送り迎えもしなくていいし、
強いていえば、犬はしつけでよそ様と何かしらあったりしますが、
うちは田舎家ですから、ストレスはほとんどなし。
とにかく健康で機嫌よくしていてくれれば幸せ。
そんな存在ですから、近くにいると、本当に癒されます。

同じ境地で息子や娘とも接していればいいのだろうと思うのですが、
今日もことあるごとに、嫌味言ったり、小言言ったりしてしまう母親の私なのでした。


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12/20/2016

絵を描く生活ーWhitmore Lake Portrait Group の納め会2016

今年の冬は、12月に入ってからぐっと気温が低くなり、
この日の朝は華氏でゼロ。摂氏ではー17. 8 度。
日中はそれでも摂氏でマイナス10度くらいに上がっておりましたが、
とにかく寒い。

 

今日(12月19日)は、月曜の午後のライブモデルを描くグループの2016年の納め会。
みんなでお馴染みのドンを描いて、その後近くのタバーンで乾杯と軽食。
日本の忘年会みたいな感じです。
このグループは20年続いていて、とても流れがスムーズで安定しています。
コーディネーターのペギーは役割分担を上手に決めて、
特定の人に頼りすぎる形になりがちなこういったグループを、
お互いがカバーしあえる形に徐々に切り替えていきました。
モデルさんたちも、皆で共有するリストを作り、
新しいモデルさんを招くたびに追加訂正しています。
ですから、当番制のモデルさん係も、新規開拓を無理にしなくても、リストを元に探せるので、
モデル不足に困ることは、もうありません。(これってすごいです)

ですから、口コミでどんどん評判が良くなり、
参加したいという人がどっと増えました。
今、このグループに入るには、
長いウエイティングリストの中でチャンスを待たないといけません。
そのくらい人気のグループですから、
よほどのことがない限り休まず参加しています。
自分のスポット、維持しなくちゃ!

 
  
Draw from Life - Donn- 12/19/16
 
Whitmore Lake.  凍っております。

納め会は、このレイクを眺める位置にある、タバーンというグリルというのか、
スポーツバーというのか、カジュアルにビールを飲みながら食事するみたいなところです。
ここは、食べ物が一味違っておいしく、値段も安いのが魅力です。
モデルスケッチの会場から5分とかからないところも魅力。
 

一昨年前の納め会で、誰かが注文していた、
ベジタリアン用のバーガーがとても気になっていたので、
今回、オーダーしようと思ったところ、メニューにありませんでした。がーん。。。
ポータベラ(portabella)という大きなキノコを丸ごと調理してマリネしたものを挟みます。
 
諦めきれず、駄目元でお店での人に聞いてみたところ、打てば響くように了解の返事。
「肉(ひき肉のパテ)のほうも挟むダブルにする?」
と言われたので、思い切って決行。
肉の焼きかげんはミディアムレアを頼みました。ふわりとやわらかくて美味でした。
(こちらは、お店で食べるハンバーガーは
ひき肉のパテの焼き加減をステーキ同様に聞かれることが多いです)

 
Portabella mushroom 

カメラマンのペギーのご主人が集合写真を撮るのも歳時記のひとつ。
年末は用事が入ることが多いですから、全員集合はなかなか難しい。
一度、不測の事態で参加できなくなったメンバーのために、
写真を合成してはめ込んで
全く不自然に見えないように仕上げたこともあるんだそうです。
驚き〜!!

 

良い仲間と、美味しい食事とおしゃべり。
リフレッシュしてまた2017年をスタートします。来年もがんばろう〜。

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11/06/2016

嘘か真か ー 車の色と保険料


車の色によって自動車の保険料が違うという話があります。
例えば、赤い色の車。
赤い車を運転するドライバーは、興奮しやすく、運転もスピードの出し過ぎる傾向があるとか。。。
車で赤い色を選ぶ人は、興奮しやすい? 云々で、保険料が高いーー。
まるで、闘牛みたいですが。

でも、じつはこのような説は根拠がないもので、
車の色の選択と、事故率の高い低いには、
はっきりした因果関係はつけられないというのが実際です。




車の色の選択と事故率の関係は、その因果関係を科学的に証明する事が難しいのです。
事故が起こったからといって、それが「真っ赤な色を選んだドライバーの性格が原因」とはっきり言えるのか?
何かが起こる時には色々な要因があります。
車の色の選択イコールには特定できません。

強いて言えば、暗い色の車が夜、よく他から見えなくなるので、
暗くてもよく見える明るい色の車の方が事故に巻き込まれにくい
という傾向はややあるかもーーという感じらしいです。

赤い車の保険料が高いと言われる理由は、もっと他のことが関係ありそうな気がします。

例えば、赤のフェラーリに乗ってる人の保険料が高いのは、
色が理由ではなく、車そのものの価格が高いからです。
また、車種もスポーツカー系。
スポーツカー系高級車は、たしかに派手な色が多いかも。
(車の性質上、きっと、地味じゃつまんないですからネ)


そういえば、周りに
高価な車の近くを走らない、駐車しないという人がいます。
なぜかというと、ぶつけたり、傷つけたりした時の損害賠償金が高いから。

逆に、とてもお金持ちで、高級車を運転している知人がいました、
嫌がらせをされたことがたびたびあって、驚いたものです。
若い女性なのに、BMWのオープンカーを乗り回してましたから、
カチンと来る人がいたのかもしれません。
運転中、通りすがりの車の運転手から、火がついたタバコの吸い殻を放り込まれたり、
駐車場で人目が周りにない時、
わざと、傷がつくようにドアなどをバンと開けてぶつけられていたり。
バックで、わざと思い切りぶつけて、
ささっと去っていくのを遠目に目撃したこともあるそうです。
(わざとなのか、単に不注意な人たちなのか、これもさだかではありませんが)

彼女は、アートをしていたのですが、コンテンポラリーな彫刻系もしていたので、
材料集めでは、治安が悪いとされる地区にちょくちょく行っていました。
こういうところに、高級車で堂々と乗り付けて買い物していたわけで、
いやなこともそういった所で起こっていたわけで、
私からすると、それってターゲットになりやすいから危険。

普段の生活用の地味で目立たない、普通の車ももう一台持ったらどうだと薦めたものですが、
やられた!と腹を立てながら乗り続ける生活を続けておりました。
ふむ。これは性格だな〜。

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10/19/2016

うちの猫 ー Barn Cats 2

 
来たばかりのころ。生後約4週。
前回の投稿
↓↓↓

絵の仲間のナンシーのファームには、猫が住みついています。
どこからか勝手にやって来て住みついている猫たちで、
子猫をどんどん産んで、運が良く、体が丈夫なものがサバイブします。
人間との接触がないですから、野生といえます。
ペットとして、家畜として通常飼われる動物が、このように野生化しているとき、
こちらでは、feral と言います。

コヨーテ、キツネ、リス、シカ、オポッサム、スカンク、ラクーン(たぬき)、
チップマンク、モグラ、グランドホッグ.....
我が家の周りにウロついている、こういった動物たちは、純粋な野生動物です。

ナンシーたちは、
猫はネズミ退治に役立つので、追い出しはせず、餌をあげています。
でも、feral ですから、決して人間には近寄って来ません。

ななチャンが、ベブと一緒に引っ越していったので、
もう、コッソリうちに入って来る猫もいなくなり、
また、ムクムクと猫が飼いたいという気持ちになりました。
かつてのように、「なついている猫」を。
ということで、ナンシーの農場にあるバーンに居ついている
feral 猫が産んだ子猫を引き取ることにしました。

秋口に生まれた子猫は、冬を越せず、みんな死んでしまうのだそうです。
7匹生まれた子猫たちも、1か月の間に3匹減っていました。
バーンの周りの近くの木には、タカやワシが巣を作っていますが、
うじゃうじゃいた猫たちがここのところ、激減してきたのは、
野生動物が、猫たちをハントできるので、近場に寄って来たからかもと思いました。
ナンシーの家にいた犬も、ちょうど去年の終わり頃に死んでしまい、
居候していた娘さんの犬も、ちょうど同じ時期に引っ越して行きました。
ヨボヨボの大型犬と、やたら何にでも吠える小型犬でしたが、
野生動物を威嚇する歯止めになっていたのかも、とも思いました。

子猫たちもferalですから、人を見るとフーッといいます。
ですから、できるだけ早く引き取らないと、
家猫(ペット)にしにくくなってしまいます。

子猫たちが猫缶の餌を食べられるようになったので、
いつでもいいよ、ということになり、
そう言われた週の日曜日、娘も息子もめずらしく用事がなかったので、
えいやっと引き取りに行きました。
9月11日のことでした。
アメリカでは、911というと、救急電話番号と、
ニューヨークの  ワールド  トレードセンターに民間機が突っ込んだ
あの、悲惨なテロのあった日だと気づきました。
テロは、911という緊急事態の番号に合わせたのだと思いあたり。。。

 
子ねこたちは、バーンのシャッターの隙間から出て日向ぼっこをしていました。
タカなどの空を飛ぶ敵からは丸見え。。。これじゃあ、たしかに野生動物につかまるわけだ。

とりあえず、ナンシーがバケツを持って来て、
逃げ回る子猫たちを捕獲しました。
全部で4匹いました。
前回、子猫を見に来た時にいた三匹と、もう一匹。
バケツの中の右側に見える猫です。
この子猫の顔は、めのあたりがことさら汚く、目やにがべったり。
こう言ってはかわいそうかもしれませんが、とても不細工でした。
それに、ヨタヨタしていて、身のこなしも今ひとつ。。。
後でわかったのですが、目の怪我で、ほとんど見えていなかったのでした。

黒い猫は、シャーシャー言って、猛烈に抵抗し、もがき回りました。
正直いって、か〜なり、かわいくない態度でした。
でも、この猫も、じつは目やにがいっぱい。目の状態が悪く、
あまり周りがよく見えていなかったらしいと後でわかりました。
だから、ことさら過敏に反応していたのだと思います。
 
「さあ、どの猫を連れてく?」
と、ナンシーが言いました。
冬を越せない猫たちということを思い出し、ドキドキしてきました。

「しばらく様子を見て、決めた方がいいね」

ナンシーが、タオルと猫缶を持って来てくれ、
娘と息子が交代でだっこして、餌をあげました。
猛烈な勢いで食べていました。これならもう家に連れてく行っても大丈夫。

 

でまあ、どうしたかというと、4匹全部連れていくことにしました。
もともと猫を4匹飼っていたので、あまり違和感がなかったのです。
(1匹は心臓発作で早逝し、3匹の時代が長かったですが)

あと、一番、ボロボロで汚くて不細工で、ヨタヨタしている猫は、
「置いていったら?」
という感じでしたが、みんな一緒に引き取ることにしました。

さて、家に帰ると、
もちろん、みんなお風呂に入れてきれいにしました。
外にずっといた猫たちですから、小さな体にしっかりノミがうじゃうじゃといましたから、
これもきれいに取ってさっぱり。

子猫たちは、まだとても小さいので、
バスルームのバスタブの中に入れておくことにしました。
(こういう時、アメリカの家は便利です。家にいくつかトイレがあります)

猫は、トイレを教えなくても、そこに猫砂を入れた箱があれば本能なのか、
ちゃんといっぱしにします。
ただ、あまりに小さいので、埋めるのがとても下手で、
自分のウンチをふんずけてしまい、何度も洗う羽目になりましたが。

 

餌もガツガツとよく食べますが、生後1か月ほどは、水を器から飲むことができません。
餌の猫缶には水を足して、水分も補給できるようにしました。

さて、顔が一番不細工な猫ですが、
右目がどんどん膨張し、恐ろしい形相になりました。
獣医さんに連れていったところ、ごく小さい時に両目を怪我していて、
右目はファイナルステージになっているとのことで、
腫れが引いたら、目玉を取って縫い付ける手術をすることになりました。
 
獣医さんにて
(顔がものすごく悲惨なので後ろ姿)


この時、もう一方の目も危ないと言われ、
「目が見えない猫って、どうやって飼おうか。。。」
と、覚悟しましたが、
薬をあげて、一週間ほどして、片目は助かることがわかり、ほっと一息です。
いやあ、この猫、あと一週間あとにもらいに行っていたら、
もうこの世にいなかっただろうなと思いました。
何かしら、縁があったのかもしれません。

 
この猫に限らず、他の三匹も目に問題があって、
毎日何回も点眼しました。
獣医さんにかかるお金がばかにならないので、人間用の薬です。

昔、何匹も野良猫を拾って、飼い主を見つけてあげたりしたものでしたが、
その時の体験とちがい、子猫たちのコンディションがとても悪く、
なかなか表情がきれいになりません。

よく考えると、昔拾った野良猫たちは、
家で生まれたのを捨てられたものばかりです。
ななチャンも、母猫は野良でしたが、娘の友達の家で生まれ、
そのまま家の中で面倒を見たものを引き取っています。
今回は、feral の母猫から生まれた、feral 生活の中からの猫ですから、
なるほど、野生化した動物を面倒みるのは甘くない、と思い知りました。

 
さて、子猫たちの名前ですが、
娘がやたら凝った名前を考えてつけましたが、
あまりに凝りすぎていて、定着しませんでした。
なんだかんだと面倒みているうちに、自然に呼び名がついていました。
それがこの子たちの名前になりました。

長くなったので、この続きはまた次回。
(つづく)
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