いつも行く最寄りの映画館。Ann Arbor と称しているけれど、住所はしっかりYpsilanti イメージか?
2008年に引っ越してきてから系列が変わること2回。
RIP
この投稿をアップした直後、1977年の初公開のスターウォーズ
レイア姫役キャリー・フィッシャーが亡くなった事をニュースで知りました。60歳。
クリスマスは、いつも映画を観に行きます。
映画は、アメリカ生活では、安い娯楽です。
ふだん、家でオンラインで自宅で映画を観ていますが、
何かしながらの片手間だし、
すぐに一時停止して、あれこれしてしまいます。
Too many distractions. というものです。
こと、主婦というものは、常にいろいろなことを一度に考えながら暮らしています。
やはり、映画は映画館で観ると、集中して観られます。
今、家に大画面で映画を楽しめる家庭が増えてきていますが、
映画館に来て観る人たちがまだまだいるのは、こういった理由があるからだと思います。
絵をやっていると、映画を観ることはとても目にいいです。
というのは、画面がとても美しく作り上げられていることが多いからです。
人の顔、表情、動きも観察できます。
なんだかんだいって、映画は家庭の普通のビデオと違い、
動きや姿もそれなりに決まる型のようなものがあります。
ですから、できるだけ映画を観よう、それも劇場でしっかりと。
と、思うのですが、なかなか行けません。
もうすぐ、車で5分ほどの所に小ぶりの映画館ができる予定だそうで、
とても、とても期待しています。
2017年の目標は、もっと劇場で映画を観る!
(これ、毎年書いてる気がするな〜)
下の絵は、アナーバーのミシガンシアターです。
ここは建物もHistoric Building で味わいが深く、
上映する映画も、一味違う文芸作品がかかるので、頻繁に行きたいところです。
でも、現状では、一般封切り映画を上映する普通の映画館に行くのが精一杯。
子供と一緒に行く休みのときにがんばって時間を作るというのが現状ですから、
私の観たい映画をとテイストが合いません。
Michigan Theater. Watercolor. 12"x16"
ということで、このクリスマスは何を観たかというと、
お分かりの方は多いことと思いますが、
スターウォーズの最新作です。Rogue One.
映画館は、ふだんよりかなり混んでいました。
ふだん半分以下の埋まり方の正面の駐車場が端までいっぱいでした。
チケットを買い、映写室に入る前に、定番のポップコーンとドリンク。
息子は映画より、こっちがいつも楽しみ。
この、いつも行く映画館は経営が変わって、シネマークというところになったのですが、
以来、ただでかけ放題だったポップコーンのフレーバーはなくなって有料で売られるようになり、
お代わりし放題だった飲み物とポップコーンのセットは、
飲み物はお代わりダメ、ポップコーンはお代わり一回のみとなりました。
朝一の上映ディスカウントの価格も上がり、なかなか厳しい。
でも、いいこともありました。
いつもポップコーンを買うために長々と列に並び、時間がかかっていたのが、
このところの改装で、販売カウンターの数が増え、時間がかからなくなりました。
しかも、
カウンターは、注文を受けて渡すのみ、飲み物は自分で選んで入れて、
支払いは別のレジと分業になってから。ちょっとしたカフェテリア形式です。
注文して、食べ物をもらい、飲み物も入れてもらい、
支払いもすべてカウンターで一括していたころは、本当に時間がかかりました。
このfree refill というタブは、お代わりをしたときにベリッと取られます。
3回目防止措置。
息子は、定番のお代わり一回分つきのポップコーンとドリンクセットを抱え、
準備OK〜〜!!
劇場は、親子連れがたくさん来ていました。
よく考えてみれば、スターウォーズは、長寿番組、じゃなかった、映画なので、
縦割りの世代が一緒に観て楽しめることが可能な映画シリーズです。
(よし、うちも頑張ろう! という気持ちにはなりませんでした)
ところで、映画が始まる前に予告編をたくさん流しますが、
スターウォーズ上映の映写室なので、SF系がほとんどでした。
どれもこれも、あの独特な古代と未来を混ぜ合わせたような光景で、
やたら破壊行為が繰り広げられます。
グラフィックが充実したゲームの画面のようです。
車も戦闘機も、超スピードでグルグル回転して、
グワッシャーンと、建物やら、いろいろなものに衝突して大破。
武器も一通りそろってバッカン、ビビビビ、ゴゴーンです。
こんな状況の中、生きているなんて不思議!
なんですが、しっかり人物たちは生きていて、
人間の体は強靭と勘違いしちゃいそうです。
はあ〜。
下は、今回、プレビューで見たトレイラーの一部。
(全部を探す元気はなかったので、ごく数作)
トランスフォーマー(2017)
このシリーズも長い。。。何年か前に観たとき、異常に場面展開と動きが速くて、
映画の中身より、
ものすごい目の訓練をしたような気持ちになったことをよく覚えています。
というのは、続けて観たハリーポッターの
空中をピュンピュン箒かなんかで飛び回る見せ場の戦いシーンが、
子供用のゴーカートかなんかを見ているみたいに遅く、のろのろして見えたからです。
今回の新作のトレイラーを見ると、普通のスピードに感じました。
それとも、私の目がスピード対応型に進化したのか???
スパイダーマン(2017)
手を変え、品を変え、やっぱりいろいろ製作されております。
今回のはコミカルな感じ。私は最初から真面目についていっていないので無知に等しいです。
パワーレンジャーズ
日本の子供向けヒーロー軍団を、画面をつぎはぎしてテレビシリーズ化してアメリカで流行ったもの。
アメリカの映画は、テレビドラマシリーズのように、
シリーズ化して、続き物を観るような感じのものが増えてきている気がします。
テレビシリーズからもらってできているようなものもあるし。
あと、過去映画の焼き直しみたいなものも増えてきました。
(2017年はBeauty and Beast の実写版)
この、スターウォーズは、最初から長い物語の中の一部という触れ込みで当たったので、
SF映画には、特にこのようなシリーズ前提で入っているものが多い気がします。
私の記憶は、大昔、若い頃に観た最初の映画とそのシリーズの続編の少しくらい。
そして、長いブランク。
今回封切られたエピソードは、そのオリジナル版の前に起こったことをカバーするもの
ーーーということも、子供との付き合いなので、真剣に調べて行かなかった私。
観ている間、半分くらいまで、チンプンカンプン。
どうもそうらしい。。。とわかってきましたが、、、、
その道のりは決して楽なものではありませんでした。
一方、息子の方は、すべての映画を観てきたわけでもないのに、
しっかり世界に入っていて、涙ぐんでいる場面もあったり。ほほう!!と思いました。
終わった後、いろいろ聞いて、説明してもらいましたが、
これまでの前編を観ているわけでもないのに、
いつの間に仕込んでいたんだろうと驚きました。
ほんと、我が子ながら謎が多いです。
説明してもらった細かい話は、すぐ左から右へと抜けていってしまいました。
我が家の場合、母子の対話なんてそんなもんです。
下は昔むかしのスターウォーズのオリジナル版のトレイラー。
画面づくりも、紹介のしかたも古い。
でも、懐かしいルーク・スカイウォーカー、レイヤ姫、ハン・ソロが、
初めて世間に登場して一世を風靡した頃を思い出しました。
今回観た映画のラストシーンにこのうちの一人が、エピソードの流れがつがなるように
出てきていたのですが、そっくりそのままといっていいくらい。
どう考えても年齢的に現在は無理があるので、特殊メイクなのか、
むかしの映像から取って加工したのかは謎です。
オリジナル版に出てきたロボットたちも、
今回の最新作にチラチラっと出ておりました。
このスターウォーズは、一般に発表されている原作本があるわけではなく、
ジョージルーカス監督の構想の元出来たスペーススペクタクル。
初回に製作したエピソードは、時間軸の順番通りではなく、
一番見せ場があり、興行的に成功しそうなので先に作ったとか。。
確かに大当たりに当たったので、その後、続いて別のエピソードが製作、興行されてきています。
とはいえ、
これは私の推測ですが、最初のころより、いろいろな事情で、
微妙に最初の構想より変わった部分もけっこうあったんじゃないかと思います。
なにしろ、映画は製作に時間もお金もかかります。
「お金」には、人の思惑がたくさんからんできます。
テレビシリーズのように短期間にまとめて作るーーがききませんから、
主な登場人物を演じていた役者さんが高齢化します。
子役が設定を超えた年齢、大人になってしまうのもけっこう深刻!
こういったあたり、SFの世界も、現実に縛られます。
ところで、
根本的に、私はSFそのものが苦手です。
ほとんどすべてが普通の生活とかけ離れたもので作り上げられたSFの世界は、
設定を理解するプロセスにエネルギーと時間を使います。
そこが、書いたものでも、映画でもSFが苦手な理由です。
こと、映画は言葉での説明の部分がどうしても足りなくなるので、
登場人物が動き回る世界そのものの設定、人物同士の関係を把握するまで気が抜けません。
それが、このスターウォーズみたいに、ブランクがあるものは、もうタイヘン。
ずっとフォローしている人のような「あ、うんの呼吸」がないので、へこたれます。
そんな疲れた頭には、やはりどうしても第1作目がいいなあという気がしてしまいます。
だって、一番見せ場があって、ドラマがあって、
広がりも感じさせる部分だから最初に作ったってわけですし。
さらに、前後関係は元々からあったとしても、
出てきていた設定がシリーズが進んでからの「あ、うんの呼吸」を求めるような部分がなく、
私のようなSFに向かない頭でも理解しやすかったと思います。
下は、スターウォーズのエピソード1〜7までのトレイラーを集めたものです。
いやあ、まめな人がいますね。尊敬です。情熱を感じます。
もちろん、帰りぎわは、ちゃんとポップコーンのrefill(お代わり)をして帰りました。
子供との映画鑑賞の大切な締めくくり。
観る映画ははずしても、これだけは
ぜったいにはずしてはいけないステップなのでした。
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