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10/19/2014

この人すごい ーエバ・ペロン ”Evita(エビータ)” : 野心を実現したスーパー・レディ



エビータ(エバ・ペロン)


「この人すごい」というテーマで、
私なりに、すごいなと思った人をぽつりぽつりと書いています。

すごいなあと思う人は沢山いますが、
やはりこのエバ・ペロンは最たるものだと思っています。
アルゼンチンの女優・政治家。
1919~1952
世界が戦争の激動のまっただ中にいた時代の人です。
ブロードウェイのミュージカル「エビータ」でご存知の方が多い事でしょう。
かくいう私も、このミュージカルから彼女の事を知った一人です。
(下はマドンナ主演の映画のトレイラー)



元々は、女優志望。
田舎からトランク一つ持ち、スターになる事を夢見て
ブエノスアイレスに出て来た沢山の若い女性の中の一人でした。
大変な野心家でしたが、女優の方では大きく花開かず。。。
大抵の場合ですと、墜ちる所まで墜ちるパターンになる図式でしたが、
その美貌と、野心に向かって突き進むパワーで恐れ知らずの彼女は、
時の権力者(大統領)ファン・ドミンゴ・ペロンを射止め、
いわゆるファーストレディーになります。

ところが、夫のファン・ドミンゴより国民から熱狂的に愛され、
アルゼンチンのシンボルとなります。
つまり、大統領である夫の方が
妻のエビータに寄りかかるような存在に逆転したというわけです。

有名な女優(スター)になることと、国民に人気のある政治家になることは、
大衆の熱狂の中心、カリスマになるという事で実質は同じです。

ということで、
エビータは、自分の野心をストレートに実現させた、たぐいまれな女性です。

そこで、ファン・ドミンゴ・ペロンは、
妻エビータを副大統領にしようとしたのですが、
エビータは子宮癌の宣告を受け、断念せざるを得なくなります。
国民からの人気のピークに襲った不幸でした。

下のビデオは、エビータの最後の公の場での演説です。
この演説シーンが後にアメリカで制作されたミュージカル「エビータ」の
見せ場のシーンの一つになります。

エビータは、この演説の後まもなく、帰らぬ人となりました。



下のリンクのビデオがミュージカルでの演説シーン。
これもマドンナが主演のミュージカル映画版から。

映画「エビータ」より
Don't Cry For Me Argentina



マドンナはエビータに強烈に惹かれ、
どうしても演じたかった人物だったようです。
彼女自身、ろくにお金も持たず大都会に一人出て、
スターダムに這い上がったという人生行路があります。
自分の中に共通する物が多々あったからだと思います。
彼女自身も強烈なインパクトのある「すごい人」です。

マドンナに限らず、沢山のミュージカルスター、ボーカリストが
このエビータを演じてきています。
ミュージカルの作者アンドリュー・ロイド・ウェバーの元奥さんである
サラ・ブライトマン、
ミュージカル「エビータ」が出来たばかりの時に演じたエレイン・ペイジ版も有名です。

ご承知の通り、今もブロードウェイ・ミュージカルの定番の一つです。
全米はもちろんですが、世界中のあちこちで演じられています。


エビータの訃報は多くの国民に深い悲しみを与えました。
エビータの追悼ビデオから、当時のその雰囲気が感じ取れます。



ところで、
古代エジプトのファラオ(王)に代表されるように、
昔むかしの権力者は、死後の世界でも生活すると信じられていたようで、
亡くなった後も、生きていたときのように
いろいろな生活まわりの支度をそのままお墓に設営したりなどしていました。
(召使いも! 殉死 というものの始まりです)

亡くなった遺体は、ミイラにして、
生きていた時のままの姿を保存しようという努力がなされました。

キリスト教関係の偉い方たちも、同様にミイラにして、
後々の人たちにも生きていた時の姿が拝める?ようにしたりしています。
(今回、これを書くために調べていたら、
有名な聖職者をミイラにしている例がけっこうあったのでびっくりしました)

ということで、日本より遺体のミイラ保存に関して、
あまり違和感が無く、身近だったようで、
この、エビータも、夫のファン・ドミンゴがミイラにして姿をとどめ残しました。

多分、自分の政界での先行きが心配であったからでしょう。
エビータが亡くなった頃は、民衆から熱狂的な人気を集める
妻の人気に支えられていたファン・ドミンゴでしたから、
死んだ後も姿をとどめおく事で、
引き続きサポートしてもらおうと思ったようです。
しかし、彼はあっけなく失脚してしまいます。

興味深い事に、
このファン・ドミンゴは、のちにまた大統領に返り咲きますが、
再婚した奥さんを副大統領にしています。
すっかり美貌の奥さん頼みの人になりました。
2匹目のどじょうを狙ってーー
といった所でしたが、奥さんを副大統領にしたとたん、病死。
副大統領である未亡人はエビータほどの貫禄は無かったようで、
あっという間に失脚しました。

エビータほどの大物はなかなかいないという良い証明です。

******

下のビデオは、エビータの遺体をミイラにして残した事を記録したものです。
このエビータの遺体ですが、
政情が不安定であったため、ファン・ドミンゴの失脚後、
世界のあちこちを点々としました。
今は故国アルゼンチンに戻り、きちんと埋葬されているようです。

今も世界中に知る人が多いエバ・ペロンです。
遺体が安置されている場所を訪れる人が絶える事はないようです。
(夫の方は、どうも忘れられているようですが)


Eva Peron Biography
ブロードウェイ・ミュージカル「エビータ」公式サイト(英語)
http://www.evitaonbroadway.com/

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********おまけ********
よろしかったら、マドンナ版とあわせ聴き比べてみて下さい。

マドンナ版



Elaine Paige の "Don't Cry For Me Argentina"




Sarah Brightman の "Don't Cry For Me Argentina"
このミュージカルの作曲者のウェバーの元奥さんですから、
やはりこれははずせませんネ。
離婚後は、どんな気持ちでこれを歌っているんだろうか。


http://youtu.be/0ECq-c2odhs

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1/21/2013

うちの猫 「猫あんか」 そして今は「犬あんか」

今回のBGM ーMemory (「キャッツ」より)↑↑
聴きながら読んで下さい。 
『Cats --キャッツ』をもっと観たい人は読んだ後、下のリンクをクリックしてください。


我が家は、長年猫一筋の家でした。
日本から元野良猫の我が家の飼い猫3匹を、
JALにのせてアメリカに引っ越して来ました。
夫は先にアメリカに来ていたので、
私と3匹の旅でした。


長男猫 のらた(享年22才)
東京都大田区東矢口界隈出身の野良猫。
三島由紀夫の憂国忌/命日(11/25)に、ポンと我が家にやってきた。


次男猫 茶太郎 
東京都大田区東矢口界隈の通りの脇に、
段ボール箱に入れて捨てられていた。
激しい雨の日だった。
同腹の3男猫黒トラのロク太もいたが、日本にいる時、心臓発作で他界(2才)。
この茶太郎も心臓病持ちだったが、17才まで生きた。
何度も発作を起こして危篤になり、獣医代がとてもかかり、
ミリオン・ダラー・キャットと言われた。


4男猫 熊太郎  (享年18才)
新宿のゴミ箱に捨てられていたのを夫がひろって来た。
生まれたばかりで目も開いていなかった。
ミルクも下の世話も全部私が毋がわりにやった。
全くなかないので、紙袋に入れて会社にこっそり連れていって世話したものだった。
猫の毋を知らなかったせいか、自分を猫と思っていないような所があった。
しっぽをウッカリ踏んだ時以外、ニャアとないた事もほとんどなかった。


さて、空港では、
猫3匹分のケージを持って1人でどうしよう、と心配したのですが、
かえって珍しかったのか、取り合いのような形で、
運ぶのを手伝ってもらえました。

余談ですが、
何年か後になって、子供が生まれ、
空港では、赤ん坊の時も猫たちと同じように至れリつくせりでした。
ところが、うろちょろしだす幼児の年頃からは、
お行儀が悪いとひんしょくを買うし、
そばで見ていないと、「誰の子だ〜」と心配される、注意されるで、
連れてるもんで随分状況が違ってくるなと思いました。

我が家の猫3匹は、とても長生きをして、
獣医さんたちから
「どうしたらこんなに長生きさせられるんだ?」
と聞かれたくらいです。
そんなうちの猫たちも、17、18、21才という年で、
順番に世を去りました。

日系移民猫の我が猫たちは、アメリカに骨を埋めました。

最後の猫、野良太が21才で世を去ったのは約3年前。
ハロウィーンの前の日でした。
もちろん、老衰です。
長男猫・野良太は、
ろうそくの火が消えるように、この世を去っていきました。

この、長男猫・野良太(のらた)は、
あまりにも長いこと一緒にいるのが当たり前だったので、
それがいよいよ、という事になったとき、
何というのか、我が家の一つの時代が終わったように感じました。


我が家の、今はあの世にいる猫たちは、冬はいつもそばにぴったり寄ってきて、
いつもほっかり暖か。
私たちはそれを「猫あんか」と言っていました。

ミシガンの冬は寒いです。
動物のぬくもりがないと寂しい。


犬と猫を1匹ずつ引き取って飼う事にしました。

予想に反し、
我が家の長女猫のななチャンは、
今ひとつうちになつかず、冷たいです。
長女犬・愛チャンは、
落ち着きがなく、セカセカしているし、
顔に突進してきて、ベロベロが。。。
でも、このごろ、少し落ち着いてきました。
犬あんかの役がちょっとできはじめています。

愛チャン、犬あんかの修行中

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Musical Cats Official Site
http://www.youtube.com/user/catsmusical


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1/18/2013

15年ぶりに戻った指輪 -- 犯人からのお詫びの手紙 & 映画「レ・ミゼラブル」- 01/15/13

Courtesy Margot Riphagen(abc news)


新年早々のちょっとしたニュースです。
15年前に盗まれた指輪が、
持ち主の所に謝罪の手紙とともに戻りました。
匿名の手紙に謝罪が書かれ、指輪はすべてそのまま、
当時と変わらぬ良いコンディションでした。

持ち主の女性によると、当時彼女はティーン。
友達を数人招いた所、なぜか突然知らない子たちもドッと押し寄せて来て、
あれよあれよと思っている間に、お母さん、おじいさん、おばあさんたちからと、
代々大切に家族譲り渡してきている大切な指輪がごっそりなくなっていました。

両親は、彼女を警察に引っ張って行きましたが、
一体誰が盗んだのかさっぱり見当がつかず、そのまま15年たってしまいました。

15年ぶりに、ひょいと手紙とともに戻った指輪たち。

手紙には、"dumb kid who wants to right a wrong,"
”過去の罪を正したいやつ”より
↑約文がいまいちだったのに、良いアドバイスをいただき、変えました。

とサインがありました。(上の写真、末尾参照)

指輪を盗まれてしまった被害者側ですが、
一体、誰が犯人なのか、という事は追求しないそうです。
ともかく、心の中で、いつも気になり続けていた指輪が戻った事で、
十分幸せとのことです。

***

ところで、先のクリスマスから、アメリカでは、
ミュージカル映画「レ・ミゼラブル」が人気上映中です。
主人公のジャン・バルジャンは、貧しさゆえに犯してしまった罪が、
いろいろな運命の皮肉な展開で、ますます暗転し、
困難と悲しみ、苦しみに満ちた人生を生きていきます。
ジャン・バルジャンは、いつも過去の罪に追い立てられ続けました。
もちろん警察からも、ずっと追われ続けます。

罪を十二分に償って、ありあまるほどの善行を行っても、
過去の罪は、臨終の直前まで彼を苛み続ける事になったのです。

もしかしたら、指輪を盗んだ犯人は、この映画を観たのでしょうか? 
タイミング的にとても合うので、そんな事を思ってしまいました。
なぜなら、この物語の主人公ジャン・バルジャンは、
心を洗われるような善意と愛に満ちあふれた人物だからです。

きっと、これを盗んだ犯人は、
指輪をちゃんとそのまま持っていた事からもわかるように、
15年前の事を忘れられないままでいたはずです。

持ち主の女性が考えるように、きっと同じ年頃の若い子で、
ワルな事をしてみたかったという所なのかもしれません。

また、手紙で届けられたということは、通りすがりの人間というわけでもなく、
所在がわかる範囲の中の人物なのでしょう。

そして、それが、この年の瀬、この「レ・ミゼラブル」の映画を観て、
持ち主に返さなくては、自分は過去の罪と奇麗に決別しなくてはと思ったか、
とにかく、何とかしなくては、と思うようになったのではと推測するわけです。

みなさんは、どう思いますか?
私、ちょっとうがって考えすぎかしらん?

下は「レ・ミゼラブル(Les Misérables)」のトレイラー。
ハンカチが必須の映画です。
ロングランの舞台(ミュージカル)は残念ながら観た事がありませんが、
子供の頃、原作「ああ無情」を読んで涙しました。
映画も、とても素晴らしいです。
劇場に行ってミュージカルを観る人には、数に限りがあるので、
こうやって映画になり、より多くの人に知ってもらえるというのは、
とてもいいことですね。


ニュース記事(英語)
ああ無情(レ・ミゼラブル)ウィキペディア
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%83%BB%E3%83%9F%E3%82%BC%E3%83%A9%E3%83%96%E3%83%AB



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