Courtesy Margot Riphagen(abc news)
新年早々のちょっとしたニュースです。
15年前に盗まれた指輪が、
持ち主の所に謝罪の手紙とともに戻りました。
匿名の手紙に謝罪が書かれ、指輪はすべてそのまま、
当時と変わらぬ良いコンディションでした。
持ち主の女性によると、当時彼女はティーン。
友達を数人招いた所、なぜか突然知らない子たちもドッと押し寄せて来て、
あれよあれよと思っている間に、お母さん、おじいさん、おばあさんたちからと、
代々大切に家族譲り渡してきている大切な指輪がごっそりなくなっていました。
両親は、彼女を警察に引っ張って行きましたが、
一体誰が盗んだのかさっぱり見当がつかず、そのまま15年たってしまいました。
15年ぶりに、ひょいと手紙とともに戻った指輪たち。
手紙には、"dumb kid who wants to right a wrong,"
”過去の罪を正したいやつ”より
↑約文がいまいちだったのに、良いアドバイスをいただき、変えました。
↑約文がいまいちだったのに、良いアドバイスをいただき、変えました。
とサインがありました。(上の写真、末尾参照)
指輪を盗まれてしまった被害者側ですが、
一体、誰が犯人なのか、という事は追求しないそうです。
ともかく、心の中で、いつも気になり続けていた指輪が戻った事で、
十分幸せとのことです。
***
ところで、先のクリスマスから、アメリカでは、
ミュージカル映画「レ・ミゼラブル」が人気上映中です。
主人公のジャン・バルジャンは、貧しさゆえに犯してしまった罪が、
いろいろな運命の皮肉な展開で、ますます暗転し、
困難と悲しみ、苦しみに満ちた人生を生きていきます。
困難と悲しみ、苦しみに満ちた人生を生きていきます。
ジャン・バルジャンは、いつも過去の罪に追い立てられ続けました。
もちろん警察からも、ずっと追われ続けます。
罪を十二分に償って、ありあまるほどの善行を行っても、
過去の罪は、臨終の直前まで彼を苛み続ける事になったのです。
もしかしたら、指輪を盗んだ犯人は、この映画を観たのでしょうか?
タイミング的にとても合うので、そんな事を思ってしまいました。
なぜなら、この物語の主人公ジャン・バルジャンは、
心を洗われるような善意と愛に満ちあふれた人物だからです。
なぜなら、この物語の主人公ジャン・バルジャンは、
心を洗われるような善意と愛に満ちあふれた人物だからです。
きっと、これを盗んだ犯人は、
指輪をちゃんとそのまま持っていた事からもわかるように、
15年前の事を忘れられないままでいたはずです。
持ち主の女性が考えるように、きっと同じ年頃の若い子で、
ワルな事をしてみたかったという所なのかもしれません。
また、手紙で届けられたということは、通りすがりの人間というわけでもなく、
所在がわかる範囲の中の人物なのでしょう。
そして、それが、この年の瀬、この「レ・ミゼラブル」の映画を観て、
持ち主に返さなくては、自分は過去の罪と奇麗に決別しなくてはと思ったか、
とにかく、何とかしなくては、と思うようになったのではと推測するわけです。
みなさんは、どう思いますか?
私、ちょっとうがって考えすぎかしらん?
下は「レ・ミゼラブル(Les Misérables)」のトレイラー。
ハンカチが必須の映画です。
ロングランの舞台(ミュージカル)は残念ながら観た事がありませんが、
子供の頃、原作「ああ無情」を読んで涙しました。
映画も、とても素晴らしいです。
劇場に行ってミュージカルを観る人には、数に限りがあるので、
こうやって映画になり、より多くの人に知ってもらえるというのは、
とてもいいことですね。
劇場に行ってミュージカルを観る人には、数に限りがあるので、
こうやって映画になり、より多くの人に知ってもらえるというのは、
とてもいいことですね。
ニュース記事(英語)
ああ無情(レ・ミゼラブル)ウィキペディア
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%83%BB%E3%83%9F%E3%82%BC%E3%83%A9%E3%83%96%E3%83%AB
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