9/18/2016

懐かしの大河ドラマー 花神(かしん)

NHKの大河ドラマも、朝の連続テレビドラマも、アメリカ暮らしが長く、
しかも、ネット環境が不便で、やたらお金がかかった時代からだったこともあり、
すっかり空白になっております。NHKの一覧を見ますと、
本当に見たことがないものばかりでお寒い限り。

大河ドラマ一覧

今年の大河ドラマ「真田丸」のHP
草刈正雄がなかなかいい、と同世代では評判。
昔は、ルックスの良さで売れていたため、役者としての評価が不確かだった。

たまにのぞき見しますが、いやはや、画面といい、ホームページといい、立派!

でも、私にとってのNHKの大河ドラマは昔のものが格別です。
個人的に一番印象に残っていて、名作だと思っているのは「花神」です。
司馬遼太郎の原作「花神」そのものも名作と思っています。派手さはないですが。

下のオープニングのナレーションは、司馬遼太郎の原作からとったものです。
「花神」のすばらしさは、歴史上の人物がその時代に成し遂げたことを、
運命的な役割分担として位置づけていったところにあると思っています。
そして、その中心に村田蔵六(大村益次郎)を置くことで、
広々とした維新という日本の歴史の中の大舞台が、
他の主要人物たちの生きざまが、一人ひとりの情熱が、じつに生き生きと見渡せたのでした。
番組を観ながら、その時代のうねりに入り込み、ドキドキ、わくわくしたのを覚えています。






村田蔵六(大村益次郎)・中村梅之助
楠本イネ・浅丘ルリ子

吉田寅次郎(吉田松陰)・篠田三郎
高杉晋作・中村雅俊

2015年のNHKの大河ドラマ「花も燃ゆ」は、
吉田松陰の妹が主役でドラマが作られていました。

この「花神」での篠田三郎演じる吉田松陰は凛として涼やかなイメージで演じられています。
黒船で密航し、西洋のこと知りたいと小舟で漕ぎつける松陰の期待に胸を膨らませた表情と、
最後に処刑されるときの表情(写真)は印象深いです。
「狂え」つまり、徹底的に夢中になれ、と語っていた松陰だそうですが、
本当にやりたいと思ったことにまっしぐらに突き進んだ純粋さがすごいです。

高杉晋作も中村雅俊が大胆かつ切れ者、でも情も深い晋作を演じています。
当時の長州藩というのは、本当に色々な能力のある人物を輩出していたなあと思います。

他にも維新の重要人物がたくさんオムニバス版のように登場していますが、
どの人物も、役者さんがなりきって、自然に演じていました。

ところで、「花神」の世界には、
そこはかとないユーモラスな感じがあったところも好ましいです。
じつは、ユーモラスな息抜き的な部分というのは、芝居の中ではとても大切です。
かのシェークスピア劇も、原典を通読した方はご存知と思いますが、
ユーモラスなシーンがそこかしこ差し込まれています。
人生はシリアスな考え、行動だけではできていないです。
息を抜いたり、どこか抜けていたり、ばかな失敗したりーー。
そういったものが一緒になっているから、トータルに感じられるのではないかなと思います。

主人公・村田蔵六(大村益次郎)は、近代兵法の父のような存在ですが、
じつは本人はいわゆる頭でっかちの運動音痴系。
馬にも格好よく乗れない不器用さで、武士、兵士として戦うとなると
「逃げるが勝ち」に属するタイプ。
この役職からくる「いかにも〜」というイメージから
かけ離れた人だったところも個人的に大いに気に入っています。
たぶん、大河ドラマの主人公の中で、いちばん、ぱっとしない人物だったのでは?
でも、私にとって最高に魅力的な人物です。

現代日本の政界は、
いまだにこの維新のころの薩長閥を引きずっていると言われていますが、
滅びた側、凌駕した側、ともに心身ともにピンと尖って、命をかけて、
自国がどう動いていくべきかを、先が見えない中、
必死に考え動いた、この維新のころの人々のように動けているのかなぁ。


この、大河ドラマの「花神」は、総集編のビデオが販売されています。
が、かなり編集がおおざっぱなようです。
オリジナルの全編は、何かの手違いで無くなってしまったそうです。
ガーン。
ですから、私たちが観ることができるのは、「総集編」のみ。
とても、とても残念です。

http://wiki.samurai-archives.com/index.php?title=NHK_Taiga_Drama

下は、最終回のエンディングです。



NHK オンデマンド 「花神」
(うー、アメリカの我が家からは見られない)
https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2010020462SA000/
山口県HP 大村益次郎
http://www.webkohbo.com/info3/oomura/oomura.html

 
今年、日本で靖国神社に行き、
銅像がそういえばここにあったんだ、と再認識。
日本国軍隊の祖:大村益次郎というより、
湯豆腐が大好物で、頭でっかちの村医者上がりの蘭学者:
村田蔵六という名の方がしっくりくる私は、
なんだか不思議なところにいるなあ、と思ってしまったのでした。
 

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