アメリカに住んでいるので、アメリカの祭日、歳時記の方をびしばしと感じ、
影響を受ける生活をしております。
とはいえ、子供が小さかったころは、夏、長い期間一時帰国していました。
地域の花火大会(Firework Display)も、7月4日ぴったりではなく、ランダムな予定で開催されます。
日本の歳時記を肌で感じる機会を大切にしていたので、もっぱら七夕のシーズンは日本でした。
人間、わがままなもので、そうなると、アメリカでの独立記念日に全くといっていいくらいいなかったので、
周りのアメリカの人たちや子供たちと共有できるものがないような気がして、気になっていたものです。
子供たちがある程度上の学年になると、一時帰国の期間がぐっと短かくなりました。
以来、ずっと7月はこちらです。ですから、またまたわがままなもので、ああ、七夕〜、と思ってしまいます。
7月のころといえば、七夕なのですが、こちらにいるとさっぱり。当然といえば当然のことなのですが。
天の川(Milky Way) なんて、人々の視界にはありません。
さて、6月からアメリカは、7月4日、4th of July (独立記念日)一色です。
地域の花火大会(Firework Display)も、7月4日ぴったりではなく、ランダムな予定で開催されます。
6月の中旬を過ぎたあたりから、こういった大がかりな花火が始まり、
自前で買った花火もあちこちでバンバン上がり始めます。
今、田舎家に住んでいますから、夜、ポンポン、バババ、ドーンという音が
どこからともなく、さかんに聞こえます。
ところで、州によっては、花火を個人で上げることを禁止しているところがあります。
最初に住んだヒューストンは混み合った街中だったし、個人の花火は禁止だったと思います。
ノースカロライナでは、OKでした。ですから、ご近所同士集まって、
家の前でささやかな花火を子供たちとしました。
すぐ裏手の農家が、ド派手で大がかりな打ち上げ花火を毎年していて、
家の前に座っているだけでかなりよく見えたので、これも堪能していたものです。
(この農家はクリスマスのライトアップもすごく、わざわざ見にくる人々がいたくらいです。
今も変わらずやっているかなあ)
ミシガンもOK。ですから、毎年、6月の声を聞いたころから、お店に花火がたくさん出回ります。
アメリカの国旗、国旗のデザインのグッズも出回ります。毎年毎年この繰り返しです。
下は、2013年と古いですが、大きなグロッサリーストアの駐車場に出た花火屋さんについての投稿。
⬇️⬇️
近所のファーマーの奥さんが、絵の仲間で、広い広い土地と大きな池がありますから、
花火しないの〜? と聞いたところ、かつて一度、子供たちが小さいころしたけれど、
もうこりごり、まっぴらごめんと言っておりました。
「高いのよ。花火は。ぱあっと消えちゃうくせに」
確かに、テントで売っていた花火にしても、普通のお店で売っている詰め合わせにしても、
ざっと見積もっても、あっという間に100ドル超えます。
大きいのをドカンと派手に上げたかったら、1000ドル軽く超えてしまうのではないだろうか。
さて、
今年は、妙に花火が原因の火事の話が身近にありました。
別の絵の仲間と会ったところ、息子さんの家の裏手の家2件が前夜、火事で全焼したとのこと。
息子さん一家はホテルに避難中という話で、真っ赤に燃える家が映ったニュースのビデオを見せられました。
彼らの家は無事だったようですが、真っ赤な火のかたまり状態の2件の家は、
たった1時間ですさまじい状態になったのだそうです。恐ろしい。
そして、誰が花火をしていたのか追跡中でした。
下のビデオは、この友人とは関係ないですが、花火が原因で起こった火事のホームビデオです。
燃えている家の持ち主の女性と、隣接した家に住む男性の対話が入っています。
(私としては、家がくっついているのに、お互いを知らなかったことに驚きました。都会)
(男性の声は落ち着いて聞こえますが、悪い言葉をさかんに使っていますから、
ショックを受けているということなんでしょう)
「なんで火事になったんだ?」
「誰かの花火でこうなったのよ!」
つぎの下の記事(英語)は、子供(ティーン)が、
誤って打ち上げ花火をお隣の家にシュートしてしまった例。
その時、住人は留守で、ドアを蹴破り、留守番中の犬を必死で助け出したようです。
もちろん、悪意があったわけではないですから、もう立つ瀬なしの平謝りです。
悪気があるわけではないのに、うかれて気が緩み、手元が狂って、おおごとになってしまうのが、
この、独立記念日の花火です。自分がいくら火に気をつけていたって、こうですから怖いものです。
こういった火事が、独立記念日のころは後を絶たず、個人で上げる花火は禁止すべき、
というトーンが高くなってきている気がします。
子供も花火にキャッキャいう年頃ではなくなったし、
怖さもわかってきましたから、今ではすっかりオフィシャルな花火のみで、
個人で花火を上げようという気持ちはさっぱりありません。
30分以内で行ける、近隣の大きな公園で行われるディスプレイに気が向けば行き、
あとはWhtmore Lake の湖畔に住む絵の仲間が花火を見るパーティを開くので、
そこに行くのがここ数年の習慣になっています。
食いしん坊の息子は花火よりバーベキューが目当てのような気がします。
地域のディスプレイを見る時は、道が交通整理が必要なほど混んだり、
わちゃわちゃと人がごったがえしたりして落ち着きませんが、
彼女のところでは、気軽に気楽に、頑張らなくても真ん前の特等席で見られます。
友達ともゆっくりおしゃべりできるし、絵のネタになる写真も撮れますから一石二鳥。
ただ、今年は並びの家々が生バンドを入れるわ、何やかやで大音響の大騒ぎで、
これには参りました。なんであんなに必要以上の音量で展開するのかな??
車を運転中にも、ものすごいボリュームで音楽を聴いている人を見かけますが、
いったいどうしてなのだろうか???
いずれ、ゆっくり調べてみたいと思います。
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