4/08/2015

ニュースの拾い読みー フランスが痩せすぎモデルを禁止ー現代の難病「拒食 症」(摂食障害)

フランスで、
Super Skinny Model (スーパースリムなモデルさん)を使ってはいけない
という法案が通ったようで、話題になっています。
ファッション業界などの業界で、モデルさんを採用するとき、
体格の制限、健康である証明が必要になります。
違反すると罰金を取られます!!
違反して働いたモデルさんも罰せられます。

なぜ、このような法律が??
若い世代を中心に「拒食症」(摂食障害)人口が増えてきているからのようです。
摂食障害に一度陥ると、きちんと治療しない限り、
抜けられない罠にかかったように、ずっと------
というケースがほとんどと言われています。
その治療も非常に難しい。

メディアに出て来るスーパー・スキニー(激痩せ)なモデルさんたちのイメージは、
この病気の発症率が上がる立役者になっていると重用視したわけです。

France banned super skinny models



採用するモデルさんの体格の基準はともかく、
この「健康である証明」という所がミソです。
そう、モデル業界は「拒食症」が蔓延しています。
暗黙の了解のような物です。
他にも、バレエダンサー、体操選手、俳優といった
見た目が大切な仕事の人々の間では普通の人よりかなり高い発症率です。

ですから、この法案が通って、
あの有名モデルも、この有名モデルも出られなくなるんじゃないかと騒然。
フランスのファッション業界は、
他の国との競争に勝てなくなるのではと危惧しているのだそう。
仕事にあぶれるモデルさんたちは、
フランスを脱出ということになるのではーーと推測しています。

スーパースキニー・モデルの締まったボディ
http://pinterest.com/pin/AwfvagAQANgD_xjL_awAAAA/



別の見方をすれば、国が憂慮するほど「拒食症」(摂食障害)は
とても恐ろしい病気という事がわかります。
現代の難病です。

拒食症(anorexia) は過食症(vorimia)とセットになる事が多いです。
vorimia は、猛烈に異常な量を食べ、吐くをくり返します。
ばく大量の下剤の使用などもあります。
ですから両方合わせて、
摂食障害と表現した方がいいかもしれません。


昔、専門医の方のお話を聞く機会がありましたが、
摂食障害がとてもやっかいなのは、
患者に病気という自覚が乏しいことです。
また、病気と受け入れたとしても、他の病気のように治療に協力しません。
人にもそう簡単には打ち明けません。
現在、治療に来ている人は氷山の一角に過ぎないのだそうで、
世間には程度の差はあれ、かなり沢山の摂食障害の人がいるのだそうです。

スーパー・スキニーならまあ良いですが、
境界線を超え、命を落としたモデルさんはけっこういます。
美しいを通り越して痛々しい姿になるのですが、どうにも止まらない。
死へとまっしぐらです。

見た目が大事な仕事は「命がけ」の仕事です。

拒食症で亡くなったモデルさんの一人。
このブラジル人モデルは、21才の若さで亡くなりました。
https://www.pinterest.com/pin/A0jyagAQANgD7Ct6OJIAAAA/
下は拒食症のファッションモデルさんたちの記事、写真集


摂食障害のモデル。
顔だけが普通で身体は。。。
http://pinterest.com/pin/A0rwagAQANgDIqSaTVMAAAA/

命にかかわるほどの摂食障害にかかった人は、
自分のイメージにゆがみがある事が知られています。

とても有名な「摂食障害者」のイメージ写真
摂食障害の人は、実際の自分がガイコツに近くなっていても、
鏡の中の自分はふくふく太って見えてしまう。
http://pinterest.com/pin/AzHwagAQANgDIqSaTVMAAAA/
そういえば、大学生時代、日本の銭湯で、
どう考えても拒食症という女性を見かけた事があります。
最初、脱衣所に入って来た時は服を着ています。
その人の顔は若々しく、とても美しい人でした。

ところが、その人が服を脱いで裸になった時、
私もふくめ、周りにいた人たちもぎょっとしました。
一瞬、空気が凍り付きました。

ガイコツに皮がついているだけという状態だったからです。
まるで理科室の標本のようで、
生きて立っているのが不思議なくらいでした。

その女性は、鏡に自分の姿を映して、ゆっくりじっくり自分の姿を見ていました。
身体の角度をいろいろ変えては自分の姿をチェックしていました。
触れるとすぐ骨という身体に触れて、点検しているようでした。
その目はーーーうっとりしていました。

上の写真を見た時、その時の女性の事を思い出しました。
今、その人はどうしているだろうか。。。
果たして、この世にいるのだろうか。。。



「私、拒食症なのよ〜』
「食べた後、下剤を一箱全部のむのよ〜」
「どか食いして、げろげろっと吐いちゃうのよ〜」と、
話す人はほとんどいませんが、
じつは程度の差こそあれ、
かなりの人がかかっているのが摂食障害です。
誰にも言えない秘密の病気です。
明らかに一目見てわかるほどになった時はもう手遅れ。
普通に食べて、普通に暮らす生活には戻れない。。。

ですから、資料は沢山あります。
もちろん、圧倒的に女性に多いのが特徴です。
女性というのは、若い頃、必ずといっていいくらいダイエットを試みています。
かくいう私も、若い頃はそれなりに見てくれを気にしていたものです。
ですから、ダイエットを頑張っていました。
今は健康のために体重を落とさなくてはと思っていますが、
見てくれを気にする気合いとくらべ、原動力として熱量が乏しい気がします。
また、若い頃と比べ、メタボリズムもかなり落ちたので、
若い頃のようにちょっと食事を抜いたくらいでは落ちません。。。
張り合いなし。


拒食症とは(日本語)

実は難病指定されている摂食障害の怖さ(日本語)

******
ところで、
摂食障害に苦しんだ有名人はたくさんいます。
有名人だからカミングアウトできた(させられた)という所もあります。

故・ダイアナ妃もそのうちの一人でした。

http://pinterest.com/pin/A_nxagAQANgDs3Z_cVMAAAA/


下のリンクは、「見た目が大事。摂食障害を乗り越えたハリウッドセレブたち」
(少数派の男性もけっこうあることに注目。職業で傾向がありますね)

↓↓


これは摂食障害の有名人がラインアップされているHP(英語)
http://www.edreferral.com/celebrities_who_died_or_have_eating_disorders.htm



私は古い人間ですので、
拒食症というと、カーペンターズのカレン・カーペンターの死が忘れられません。
1983年、2月のことです。
彼女は、亡くなった時、摂食障害が原因とはっきり表明された患者さんの一人です。
晩年の彼女には結婚生活の破綻など、いろいろなストレス要因がありました。
でも、何よりのストレス要因は超有名人であったことのように思います。

きっかけはテレビや写真に写る自分の姿が太っていると気にし始め、
ダイエットを始めたわけですが、歯止めがきかなくなりました。

そんなに太っているわけではないのにな〜と思うのですが、
彼女にとってはブタのように太って感じられたらしい。。。
http://pinterest.com/pin/Aw7yagAQANgDs3Z_cVMAAAA/


拒食症と戦っていた頃は、痛々しいです。
32才で亡くなったわけですが、若々しさがない。
http://pinterest.com/pin/AwLyagAQANgDs3Z_cVMAAAA/

下は、カレン・カーペンターのドキュメンタリーです。
https://youtu.be/2t97I-pBIEk

下はカレン・カーペンターの死の原因をまとめたもの。

Based on True Story Drama カレンをモデルにしたドラマ

下はカーペンターズのヒット曲集。
ここアメリカでは、
今も毎日どこかで必ずカーペンターズの曲が流れているのではないかと思っています。
カレンの死からかなりたつのに、今も根強い人気があります。
どこにもあるようでいながら、
不思議な魅力のあるカレンの歌声が人気の秘密と思っています。
もっと生きていたらな〜と残念に思います。
けっこう良いので、ぜひお聴き下さいね〜〜〜。




BBC放送より。もっとカレンの雰囲気がわかるので。



最後にーー
フランスといえば、世界の美、ファッションのオピニオンリーダーと思っています。
ですから、今回のこの件は、フランス政府が打ち出した、
女性の美しさのイメージを、健康的で自然なあり方に変えて行こうという挑戦と受け止めております。

今後のフランスのファッション界の動きが見逃せません。

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おまけ
アメリカの拒食症予防のキャンペーンビデオ
*あめりかはポンドが単位の主流。ビデオの体重計の86.5は、およそ39.2kg です。



拒食症の世界で一番有名な女性。
元ミス・シカゴ。その頃の健康的な美しさを見ると悲しい。




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