今年は都内を含め、あちこちの電車に乗る事が多かったです。
どの駅だったか記憶はないのですが、
階段を降りたあたりの所の真上で鳥のさえずりを何度も聞きました。
「鳥がいる!」
と、子供達がたびたび見回していました。
夜遅く、暗い時でも聞こえますから、明らかにテープ。
日本に住んでいた頃にはなかったですし、
どうも比較的最近からのような気がします。
多分、目が不自由な人のために何かしているんだと思うよ、
とは言っておきましたが、
本当かどうか気になったため調べてみました。
すぐ分かりました。
やはり、あの小鳥のさえずりはテープで、
目が不自由な人のために改札に出る階段の位置を教える物でした。
だから階段が始まるあたりの真上からいつも聞こえていたというわけです。
小鳥の声はとてもいい感じです。
理由がわかってスッキリ。
しかし、さえずる小鳥が沢山いる所では使えない手なんだろうなあ。
そういう場所が、今の日本にどのくらいあるかは知りませんが。
この鳥のさえずりのテープについては、
下のレポートで、丁寧に説明されています。
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小鳥のさえずりがあったかと思うと、
今度はトゲトゲがやたら目につく駅がありました。
私の記憶では、トゲトゲのあたりには、
鳥がとまっている事が多かった気がします。
そういえば、鳥がホームにいません。
写真はJR関内駅です。
「一体これは何だろう」と子供達と話し、
「鳥がとまらないようにするためだろう」
という事に落ち着きました。
よく見回すと、大きな看板の所ばかりではなく、
ごくごく狭い一角にもしっかりとトゲトゲが。
改めて鳥になった気持ちで見回してみたところ、
この駅のホームには落ち着いて羽を休める場所は無し。
またまた気になったので、
調べてみたところ、これまたすぐ見つかりました。
鳩が居つくのを防止するためのトゲトゲだったようです。
そういえば、鳩は駅やマンションなどの建物に居つき、
どっさりと固まって住んで、辺りを鳩の集合住宅化させます。
どうなるかと言うと、おびただしいフンの山。。。
「鳩は平和のシンボル」
という言葉がありますが、
私にとっては、あのおびただしいフンの跡と、
身を寄せ合ってククウ、ククウといっている声の方がイメージです。
そういえば、あちこちの駅でよく見かけていた鳩のコロニーが
以前のように見当たらなくなっています。
ちょっとした変化ですが、年に一度少しだけ日本に帰っている私は、
ちょっとした所に妙に意識が向きがちです。
こういった小さな発見が興味深い。
下のリンクは、ハト防止について書かれたものです。
トゲトゲの事もかなり詳しくドキュメントされています。
尖っていて危ないなあと思ったのですが、
トゲトゲは、鳩を死なせてしまう事も多いようです。
熾烈な戦いです。
居場所が無くなった鳩たちは、
今、何処でコロニーを作っているのだろう?
たくましい鳥ですから、
きっと別の場所を見つけているのではないかと思います。
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しかし、、、綺麗な小鳥のさえずりをテープで人工的に流し、
群がってフンを落とす不衛生な生きた鳥(鳩)を追い払う。
JRのホームでは、
鳥を巡って皮肉なドラマが展開されていました。
人が密集して暮らす所には、
野生動物の生きる余地はないと感じ入った私なのでした。
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