8/02/2014

2014 日本にて ー静岡 ねこカフェくるるん


日本は「猫カフェブーム」で
あちこちで猫と戯れる、触れ合う場らしきお店が出来、
今ではすっかり一般的になっているのだそうです。
息子と娘が、今回の日本行きでは、ぜひ「ねこカフェ」に行きたいとの事。
私は静岡県人ですから、一時帰国では必ず静岡に行きます。
子供たちはネットで静岡にある「ねこカフェ くるるん」というお店をみつけ、
アメリカを発つ前から大騒ぎです。


猫カフェくるるん

たまたま県人会の友人とちょいと静岡駅で会う約束が出来たので、
行ってみることに事にしました。

我が家は長年猫を飼っていましたが、
老衰で3匹の日本から連れてきた猫たちが世を去ってからは、
ハーフビーグルの愛チャンと我が家初のアメリカン・キャットのななチャンが家族です。
でも、ななチャンはお隣のご夫婦の所に入り浸りになっているうち、
すっかり実質はお隣の猫となり、
飼い主である我々に対する態度が悪いです。
呼ぶと逃げるし、抱っこすると体を硬直させ、不快な表情を隠しません。
もちろん、ゴロゴロ喉を鳴らすことなどないし。。。

猫といえば、ずっといつもそばにさりげなくいて、
すり寄って来たり、甘えたりが当たり前だった頃が幻のようです。
よそ様の猫の方がななチャンよりナイスな態度なので、
今の我が家は、ななチャンとより、よその猫とのひと時で、
長年一緒だった「なついていた我が猫たち」の事を思い出すという始末です。

ですから、この猫カフェには大いに期待できそう。

我が家の ななチャンについての投稿をご覧になりたい方は
下の「うちの猫シリーズ」をご覧ください。
↓↓↓↓


お店はJR静岡駅北口。
呉服町通りという、お店はがずらりと並んでいる目抜き通りを真っ直ぐ進み、
静岡銀行の本店のある交差点の辺りに位置しています。

たどり着いてみたところ、満員。
猫のいる部屋に入れる人数を限定しているためです。

今日を逃したら来年出直しという状況でしたから、
1時間後にまた出直しました。


猫カフェというので、日本のトレンドに敏感でない私は、
喫茶店のようなセッティングの中に猫がうろついているイメージをぼんやり持っていました。
(子供達が勧めたサイトなど真面目に見ない母親だったためお店の説明や写真を見ていない)

猫カフェというのは猫中心の猫様ワールドだったんですね。
お店では猫の平和の妨げにならないようルールがあり、
静かなBGMが流れ、お客は皆、静かに、穏やかに猫たちを眺めています。
猫じゃらしのオモチャが置いてあって、
それをフリフリして猫を誘ったりしていますが、
抱っこしたり、追いかけたりといったちょっかいは出せません。
猫は自分のペースを妨げられるのが大嫌いなので、
かなりの気づかいです。
ちなみに、
我が家のななチャンは、愛犬・愛チャンが「遊ぼうよ」としつこく追いかけるので、
愛チャンが行けないお隣に入り浸りになってしまいました。
愛チャンは気はいいけれど頭がよろしくないので、
この点で失敗しています。

お店はお茶やコーヒーをセルフサービスで入れる形式ですが、
セルフサービスで、特製のフタをして猫のいる部屋に持参します。



滞在時間で料金が決まっています。
私たちは最短の30分。600円/1人。
お客たちは猫たちに少しでも振り向いてもらおうと
我慢強く機会を伺います。
BGMが静かに流れ、
お客たちはごくたまにヒソヒソと小声で囁き合うぐらいで、
あとは猫を見詰める事に専念。
不思議なムードが漂う空間。


私たちが入った時は夕方で、
猫たちは妙にオーナーの女性のいるドアの向こうに
かなり気を取られていました。
「そろそろ晩御飯なんですよ」


ということで、ほどなく餌のお皿を山盛りに持って
受付の女性が入ってきました。

「御飯ですよー」

ミャー  (うわ〜い!)

猫たちが餌をペチャペチャと食べる姿、
餌の匂いが懐かしかったです。
うちのななチャンは、私たちが見ている前で食べませんから。

お腹が一杯になると、早速身づくろいのペロペロをし、
猫たちは散らばって気ままに遊び始めました。
1時間後に出直した事で、
忘れかかっていた御飯の前後の事を思い出せるシーンに出会えました。



猫は若くて元気な時は、上下の移動が大好きです。
ですからお店には猫たちが登れる所が沢山作ってあります。

一部、下から素通しで見える所が作ってあります。
上の猫が座っている真下の写真は下。
流行りの「ハムケツ」ならぬ「ネコケツ」
シャキッと見えますが、意外にも左右対称の姿勢じゃないですねー。




短い30分の間でしたが、
かつて飼っていた猫の子猫時代を思い出させるような子もいて
妙に懐かしかったです。
ただ、我が家はペットに対して細やかな気遣いをした事はないので、
お店の中の静然としたムードは我が家にとって異次元空間だったかも。
 ***   ***
ところで、猫を飼うことはオシッコの臭いとの戦いでもあります。
一度、粗相やスプレーをされるとなかなか取れません。
我が家の猫たちは皆、お迎えが来てあの世に去りましたが、
粗相された布団、バッグなどには、いくら洗ってもまだまだほのかに臭いが残っています。
この臭いがある時、ふと鼻先に漂う事があります。
この臭いで亡き猫たちを懐かしいと思うか?
うーん、私の場合、猫のオシッコの臭いではしみじみしません。
ただただ、その不滅の威力に驚くばかりです。
肉体は滅びても、シッコの威力は永遠。

この猫カフェは、この猫シッコの臭いがしません。
あれだけいて、トイレも部屋の中にあるのに、すごい!! 
脱帽!  
とまあ、これが実は私が一番、この猫カフェで感動したことなのでした。

猫カフェ  くるるん



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