ミシガンに引っ越して6年目。
少し前にコロラド州から引っ越して来たご夫婦は、
寒い冬はアリゾナ州のツーソンで過ごしています。
奥さんは大変な自然愛好家、動物愛護家ですが、
今、絶滅の危機に瀕しているMonarch Butterfly (以下モナークと書きます)
のリサーチにボランティア参加しています。
モナークは、渡り鳥のように
メキシコと北アメリカの間を循環している不思議な蝶です。
何世代もかけて大きな巡回ルートを回っています。
ひょんな事から、その事を知ったのは4年ほど前でした。
知り合った当時は、家の中に虫カゴがゴロゴロ、
何百という卵、幼虫の世話に大わらわでしたが、
去年の2013年は、モナーク の渡りがパタリと途絶えました。
去年の2013年は、モナーク の渡りがパタリと途絶えました。
本当に驚くほどいなくなってしまったのです。
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彼女いわく異常気象も原因の一つですが、
アメリカのモナークの移動ルートにあるトウモロコシ畑農家が、
ミルクウイードを撲滅する除草剤を大々的に使い、
ごっそり消えてしまった事が
この深刻なダメージに繋がったとのことです。
ミルクウイードは、雑草のカテゴリーに入っていますから、
農家からは駆逐されてしまう。。。
モナークは、ミルクウイードしか食べないのに。。。
そんなこんなで、2013年は全くといっていいくらい姿が消えました。
でも、これは大変! と問題視する動もあってか、
今年(2014)は、以前ほどではないものの、今年はちゃんと渡って来ました。
ということで、お向かいの奥さんは大張り切りです。
フタの上にくっついて繭をつくる体勢に入っております。
色々研究した結果、このタイプのカゴが一番扱い安いということになりました。
できた繭をきちんとピンでとめて並べています。
モナークのサナギは、とても綺麗です。
ゴールドのストライプも自然に出来るもの。
嬉しいので、ミグモグとミルクウイードを食べている
モナーキのイモムシ君を小ぶりの紙にさっと描きしました。
この子はモリモリ食べていましたから、
もうすでに羽に目印のマークをつけ、元気に旅立った事でしょう。
次は蝶の方も描きたいと思います。
I'm Very Hungry! --Monarch Caterpillar
Watercolor
7" x 10" / 18cm x 25.4cm
©yoshiko mishina
www.ymishina.com
***参考(日本語)***
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