9/05/2016

2016 日本にてー MSG

 

日本に一時帰国すると、思い切り日本の普通の食べ物を堪能します。
例えば、納豆、浅漬け、佃煮といったもの。
別の言い方をすると、日本では安価で手軽に食べていたのに、
アメリカで暮らすようになったら値段が高かったり、手に入りにくくなったものです。
納豆は、アメリカの私が暮らしたところでは、冷凍したものを売っています。
もちろん、値段も3パック100円以下の安さではなく、
何倍もしますが、さらに気になるのは口あたりです。
解凍した後の納豆は、日本で食べる納豆よりグニャっとしてしまいます。
大豆と大豆のつぶつぶの、口の中での感じが今ひとつ。。。
ですから、納豆は日本にいるときに楽しむことにしています。

佃煮は、アメリカでも時々買いますが、
同じメーカーのもので、同じ製品でも、何かが違う気がします。
日本で食べる方が美味しく感じます。
また、種類が豊富で、これも嬉しいところ。
若いころあまり好きでなかった煮豆といったものも楽しめるようになりました。

おっと、前置きはこのへんにして、今回の本題、MSGです。
例によって、日本に一時帰国すると、浅漬けの類をスーパーでばんばん買って、
ばくばくと食べたのですが、今回は、妙な感じがするのを強く意識しました。
食べたあと、舌に変な、しびれて麻痺したような感覚が長く残り、喉がとても渇くのです。
毎年、同じパターンで食べていると思うのですが、
今年の一時帰国では、とても違和感がありました。
水菜、野沢菜といった葉物野菜の浅漬け、塩漬けを食べた後が顕著でした。

でも、浅漬け、漬物を食べたあといつも感じたというわけではありません。
まったく一貫性がない。

ふと、私の頭に浮かんだのが
違和感が残ったものには、MSGがどっさり入っていたのかも。。。
という考えです。

このブログを書いている今、
買って食べたものの食品成分表を見ておかなかったことを後悔しております。
(でも、分量まではわからないから意味ないかも)
日本で食べる美味しいラーメンも、すべてではないですが、
同じような感覚が舌にしつこく残った時がありました。

年を取るにつれて、体質が変わってきている気がします。
これもその一つかもしれません。
ふだんの食生活は、頑張っていない主婦なので、日本の食材で料理することは少なく、
近場で手に入るアメリカン・フードを流用して大雑把に「日本食もどき」を食べている感じです。
嫌われている環境ですから、どこも控えめにしているかもしれません。
ですから、もしかしたらアメリカ生活では、
MSGから遠ざかっているため、敏感になったのかもしれません。
などと考えてみたりしても、はっきりスッキリしない。ぼやぼや。。。

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MSGという言葉は、日本に住んでいると馴染みが少ないのではと思います。
でも、「味の素」と言えば、誰もがわかるはず。
MSGとは、日本を始めとしたアジア料理・加工食品には必要不可欠ともいえる
「うまみ」調味料、グルタミン酸ナトリウムです。
さて、このMSGですが、アメリカの生活の中では、いつ頃からか記憶はないのですが、
身体に良くない添加物、調味料というイメージが一般的になっていて、
食品衛生法では、ベビーフードへの使用が禁止されています。
1960年代に、中華料理を食べた後具合が悪くなった人たちが出たとき、MSGが原因とされ、
一般的に、中華料理にMSGが沢山使われているというイメージが強いです。
日本でも、ラーメン屋さんでおたまに味の素をすくってパッと入れている姿をよく見たものです。
「うまみ」「だし」というのは、アジアの料理にとってとても大切ですから、
使用頻度が高くなるのでしょう。
あとは缶入り野菜、スープ、加工した肉類(ソーセージ、ベーコンなどにアメリカでは入っています)
私のふだんの生活では、
食料品のパッケージに、No MSG、MSG is not added といった言葉が、
けっこう強調されて書かれていることが多いです。
あと、周りの友人たち(アメリカ人)の間では、
「non-processed food」を食べるようにしなくちゃいけないという話がよく出ます。
「processed food」とは、先に書いた缶入り野菜、加工した肉類といったものです。
MSG, 添加物が入っているものを避けるためのようです。
参考までに、私のまわりの友人たちが持っているMSGのイメージ、認識を代表するようなブログがあったので、
リンクを貼り付けました。(英語)

別のソースでは、本当に身体に悪いのかどうか、因果関係がはっきりしているわけでもないようです。
正確に言うと、起こっている症状が、はっきりMSGが原因と証明されているわけではないということです。
自然の中にも含まれているものなので、
過ぎたるは及ばざるが如しというところでしょうか。
(英語)

ひとつはっきりしているのは、
アメリカではMSGが、かなり嫌われているということです。
なにせ、ぼやぼやあっと日々を暮らしている私ですら、NO MSG に気付いております。
周りにも避けている人がたくさんいます。

日本ではどんな感じなのかわからないのですが、ちょうど関係した情報をまとめたリンクをがありました。


これによると、
味の素は、原料を昔と違うものに切り替えているそうです。
胎児のとき母体がたくさんMSG(グルタミン酸ナトリウム)をとると、
かなり良くない影響があるようです。妊婦の方、ご注意を。
ナトリウムですから、塩分と同じにカウントされます。
血圧が少し気になるようになってきた私は注意しなくちゃいけません。
カリウムがたくさん含まれたものを食べると、
ナトリウムとくっついて体外に出してくれるようです。(オシッコ!)
海藻、大豆(豆腐、納豆)、切り干し大根、干し椎茸といったものにカリウムがたくさん含まれています。
ほうれんそう、春菊といった緑が濃い葉野菜、アボカドにもたくさん含まれているようですね。
でも、腎臓が悪い人にはカリウムは良くないので気をつけなくてはいけないようです。

下のリンクは、MSGについて、わかりやすく説明されてるなと思ったものです。
「健康一番」

あれがいい、これがいい、と言われても、
それがまた何かで後ろ指を指されるようなことがある現代社会です。
いったい、何を、どう食べればいいんだか。
真剣に考えると、食べるものがなくなってしまいそう。。。

兎にも角にも、「過ぎたるは及ばざるが如し」でいこう。

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