7/22/2014

2014 日本へはカナダ回りで

07/21/14
今年の日本への一時帰国はカナダ経由になりました。
猛烈に航空運賃が高くなっていますが、カナダ航空だと安かったからです。
デトロイトはカナダ国境が目と鼻の先ですが、
1時間ちょっと乗る小さな飛行機は立派な国際線てことです。
デトロイトの空港で驚いたのが、
カナダのエアラインの
カウンターの受け付けがとっっっっっっってものろいことでした。
列はたいして長くないのに、
よその航空会社の4倍、5倍の長さの列はさっさと片付いているというのに、
カナダのエアラインの列は時が止まったかのようです。
はてさて、なぜそんなに時間がかかったのか?
遅い原因の一つ目は、処理しているスタッフがチェックイン2名、荷物受け付け2名と少なかった事。
2つ目は、1人は入力その他、どうもまだやり方がよく分かっていない様子だった事。
その女性は、もうリタイアしていていい位の年齢に見えましたが、新人ぽかったです。
荷物担当のお兄さんが、ほとんど代わりにやっていると言っていいくらい、
いちいち聞きながら入力をしていました。
(コンピューターのスピードもかなり重そうだった事も付け加えておきます)
3つ目は、ずうっと何かのトラブルで、うまくチェックインができない人に、
慣れている方のスタッフがかかりきりになっていたこと。
アラブ系っぽい感じの男性が、すったもんだしておりましたが、
やっと発券できた時に、年輩のおじいちゃん、プレティーンの女の子2人、
小学校高学年という感じの男の子がゾロゾロ彼の所に集まりました。
カウンターにいた彼は見送りで、旅するのはその4人。
4人揃っているその姿は、何か自分達の事は任せっきりという感じで、
何と言うのか心もとない。。。

不思議な事に、私たち乗客は
とても長く待たされましたが、文句を言う人も、イラついた態度をする人もなく。。。
とろりとろりと時が流れておりました。

小さな飛行機に一緒に乗ってトロントまで行く私たちは、
列になって並んでいる間に、自然に何人か御馴染みの顔ができました。

ゲートに行くと、チェックイン処理していたスタッフが全員集合していました。
何だか懐かしい感じがしました。



飛行機が小さいので、キャリーオンの持ち込み可の大きさのスーツケースが、
機内の荷物入れに入りません。
アナウンスで、機内ではなく、入り口で預けるようにと盛んに言っていたのですが、
大丈夫だろうとたかをくくった人々のスーツケースがはみ出して、おさまらず、
フライトアテンダントが、せっせとそれを回収しておりました。
乗り込む前にさっさと回収してしまえば良かったのになーと思いましたが、
やはり、ここでも時間がとろりとろりと流れておりました。

このようにはみ出しているスーツケースがゾロゾロ


トロントに着くと、ツアーガイドのような人がいて、
「国際線乗り換えの人はこっちですよー」と、集めましたが、
小学生の修学旅行を彷彿させました。

のどかに時が流れていました。

カウンターの所から御馴染みの顔ぶればかりです。
その中には、もちろんあの発券の時やたら時間のかかっていたアラブ系風の
おじいちゃんと子供たちがいましたが、
またトラブりました。
チケットを1枚無くしたのです。。。

ウエーン!

と、男の子が大泣き。
おじいちゃんは何語かわかりませんがワアワア。
プレティーンの女の子2人は、束になっているチケットを持って

えー、何でー?

という顔。でも、どこかしら他人事風の風情。
もちろん、見送りに来ていた男性はもう一緒にはいません。

はあ。。。

というため息が、隣に立っている「カウンター仲間」のあちこちから出ました。
思わず私たちは顔を見合わせていました。

(あーあ、またやっちゃったね。。。)

彼らの便はまだ6時間以上も余裕があるとのことで、
航空会社のオフィスに行くように言われ、
職員に付き添われて消えて行きました。
彼らの旅が、帰って行くだけなのか、
また戻って来る旅なのかわかりませんが、
無事である事を祈ります。

今回の日本行きでは、出立1週間前に息子のパスポートが切れている事に気付き、
心臓がバクンバクン言う経験をした私です。
国境を越える旅は落とし穴が一杯です。

さて、トロントの空港ですが、
日本への便のゲートのすぐ傍らに、とても良いスポットがありました。
iPad がズラリと据え付けてあり、自由に使っていいし、
席もお店で何も買わなくても座っていいのです。
しかも各テーブルには電源のアウトレットまでついていて、
充電でもなんでも来い! です。
Wi-Fi もフリーでオープン。
素晴らしい!!
かなり広いエリアにこのテーブルがびっしりなので、
必ず席が確保できます。


私は、ここで日本をたつまでに出来なかった仕事のやり残しを
全部片付ける事ができました。


日本への飛行機は、大型でしたから
座席についている映像機器もとても良く、
ゆっくり映画を楽しめました。
機内食が美味しくないのは何処も同じですからオーライです。
羽田空港に着く便でしたが、
バス、モノレールに乗って空港から出るのにちょうど良い午後の時間帯でした。



ところで、
デトロイトはデルタのハブで、デルタが強いです。
競争が激しくないデトロイトでの飛行機は
座席のアイテムが貧弱な飛行機を回しているんじゃないか
と思った事がしばしばあります。
国際線の大型機なのに、
座席に映像機器がついていておらず、
ひと昔前の、大きめのスクリーンで映画館のように見る
というタイプしかない大型機に当たった事が2回ほどあるのです。
チケット代はあんなに高くなっているのに。。。

これって、私の考えすぎかな?

帰りの便もトロント回りです。
またあの乗り換えスポットを通るかと思うと楽しみです。
楽しく旅が終われるように、
無くし物、忘れ物がないように注意しようと思います。


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2 件のコメント:

  1. はじめまして。楽しく読ませていただいています。トロント近辺に住んでいます。カナダ人はアメリカからの航空券のほうが安いのでトロント周辺ならバッファローまで行きます。エアカナダのほうが安いなんて驚きでした。ゆったりした時間が流れるというところで思わず苦笑しました。

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  2. コメントをありがとうございます。
    旅行会社で働いている知人いわく、業界には不思議な事が多いようでしよね。デトロイトは日本への直行便があるので、それまでは乗り継ぎしかない所で暮らしていた我が家は大喜びだったのですが、乗り継ぎの方がチケットが安くなるので結局乗り継ぎで一時帰国することがほとんどです。カナダの人はアメリカ回りが安いなんて、こちらも驚きです。だったら素直に安くして欲しいものですねー。
    今、一時帰国中でブログはかーなりスローダウンしておりますが、よろしかったらまたお立ち寄り下さい。風邪気味で生まれて初めて中耳炎になったようです。いい歳して子供みたいです。ふう。

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