10/09/2013

2013 中国への旅 <吉林省・長春 /ホテルで 朝食>

長春市の入り口

2013年の夏、家族で中国に行きました。
完全な観光というのではなく、夫の仕事についていった感じです。
大学の研究者ですから、当然、大学のあるところ。

満州国時代、日本軍が建てたビルの1つ。
これは今、確か、吉林大学の医学部の本部として使われています。

長春は、昔むかしの「満州」。
日本では「旧満州」と言いますが、
中国では「偽満州国(ぎまんしゅうこく)」といいます。
Puppet Government といって、まあ、ラストエンペラー・愛新覚羅 溥儀が、
お人形さんのように、持ち上げられて作られた日本の傀儡政権、ということです。

この「偽満州国」という言葉を見た時、とても複雑な気持ちになりました。

当時日本軍が建てた頑強なビルは、今でも残っており、
別の用途に使われています。

愛新覚羅 溥儀 
(あいしんかくら ふぎ)
Puyi - Wikipedia, the free encyclopedia
http://www.pinterest.com/pin/276971445806734994/

*****

泊まったホテル。
吉林大学まで歩いて10分程度で行けます。

さて、この長春でも、後で行った北京でも、
大学の最寄りという事で選んでいますから、外国人相手のホテルには泊まっていません。
お客で外国人は我が家くらい。
ですから、おおっ、と驚くことしきり。
ホテルは、下の写真のように、けっこう奇麗。



でも、部屋はともかく、ホテルの公共のトイレが。。。
それに、ほとんど和式タイプ。
さらに、ええっと驚くほどの臭気。
当然、息子は入れません。

また、トイレットペーパーがほとんどいつも切れてます。
だったら、トイレットペーパーのホルダーなんかつけておかないで〜〜〜。
希望を持っちゃうから。

フロントの黄金のブタくん。
儲かってまっせ! という感じでありました。


中国に来たら、ホテルや空港では英語が通じるだろうとたかをくくって来ましたが、
さっぱり通じませんでした。
一番役に立ったのは「漢字での筆談」と、新しく手に入れたばかりのipadで撮った写真。
説明が必要そうなものは、何でもipad で撮っておきました。便利!

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ということで、ホテルの朝食も、まともに中国人の普段食べているもの系ばかり。


日本の中華街などで馴染んだ味と、ちょっとひと味違う感じの長春料理。
大きな国ですから、地域によって、食事の味付け、調理法が違います。
長春は、パンチがあまり強くない感じがしました。
あと、中国では、ずっと中国フレーバーがそこかしこ。
八角の香りかな??? 
「中国のにおい」と表現するしかない。

料理に次ぐ料理の中国滞在でした。
バンバン料理を注文し、残すくらい大量に振る舞うのが中国流。
最初、おおっと思いましたが、
やはり生まれ育ってからの「お袋の味」の力は強いと思います。
違う国のフレーバーは、だんだん疲れてきます。
美味しいとか、まずいとかいうものでなく。

これは、中国料理に限らず。
たまにならいいんですが、毎日はきついです。


麺の入ったボウルに、いろいろな具と、調味料を自分で組み合わせ、
最後に熱々のスープを注いでもらう、というコーナーがありました。
わけのわからない組み合わせをしたせいか、成功率は低かった。。。


飲み物で驚いたのは、コーヒー。インスタントから作ってました。
中国で今回行った所は、インスタントコーヒーが主流でした。
飛行機の中でも。(それに、すでに砂糖とミルク入り!)

あと、オレンジジュースは、ホット。なぜだろう?

北京から長春への国内線の中で出されたコーヒー。
砂糖とミルク入りのインスタントだった。

コーヒーがインスタントだったりすることもそうですが、
他でも、いろいろなものが素朴です。
服装が人民服でなくなり、みな、普通の格好をしていますから、
あまり違和感を感じません。

まわりの中国の人たちのたたずまいを見ていると、
自分の子供時代の、昔の日本を何となく思い出しました。
父や毋が若く、世の中が高度経済成長期だったころです。

今、中国はバブルがはじけたとか、はじけつつあるとか言われていますが、
オリンピックの後、ものすごい勢いです。
街も、どこもかしこも高層ビル、マンションがどんどん建てられて、
どんどん奇麗になっています。
こんな風に、どんどん奇麗なビルが。
ほとんどは住宅(マンション)です。
中国では、家を買っていいことになったのですが、一戸建てというものはなし。

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でも、
まだまだついていっていない所もそこかしこにまだまだあるよ、という、あの感じ。

私が思うのは、公共のトイレは、ある種の物差し。

日本も、そういえば、東京オリンピックが終わり、
都市部はバンバン奇麗になっていったけど、公共トイレはやはり今ひとつだった。
和式が主流だったし、衛生状態も、臭いへのケアも。。。

高度経済成長期のまっただ中に日本に来た外国人たちも、
今の私や子供たちが中国で体験したように、
きっと、日本のトイレには苦労したんだろうな。

またまた、どうしても印象が強烈だったトイレに話がいってしまいましたが、
悪しからず。

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