娘と息子日本に一時帰国した時、
日本の小学校に体験入学をした事があります。
まだ小さな頃です。
その時の心配が、和式のトイレでした。
何せアメリカ生まれのアメリカ育ち。
私たちの実家も洋式。
出先でも、洋式、和式両方がある事が多かったので、
和式のトイレを使う機会を避けて過ごせてきていました。
てな事で、大真面目に和式トイレの使い方の練習をさせたものです。
意外に、息子の方が和式が徹底的に駄目で、今でも頑として拒否します。
特に、男子の小用の立ってするタイプが大大大嫌い。
明治村に展示されている昔の日本のトイレ。
中国のトイレは金隠しの部分がなく、平たいです。
(現在使用中の物の写真は使いたくない。。。)
今の日本にどのくらい和式トイレがあるのか把握できていませんが、
ウオッシュレットのお膝元日本。
かーなりトイレは洋式になり、ウオッシュレット付きが多く、
よくここまでピカピカのレベルになったものだと思います。
私は田舎育ちですし、年も年ですから、小さな子供の頃は、
汲み取り式の和式トイレでした。
とにっっっっっっかくトイレは臭気がひどかった。
なぜ、このようにトイレが気になるようになったかというと、
一昨年、中国を訪れた事がきっかけです。
2年前ちょっと前から研究者の夫が中国の大学とタイアップして仕事始めた関係で、
この夏を合わせ、2回ほど中国を訪れています。
2年前、中国で出会ったトイレは衝撃でした。
とにっっっかく臭い。汚かったのです。
オリンピックをきっかけにピカピカになった北京も、
外出先のトイレは行くのが怖くなるくらいでした。
綺麗なレストランも、トイレに入るとそこは別世界。
ホテルの部屋以外のトイレは行かない方がいいという結論でした。
北京のある庭園を訪れていた時、
アメリカ人のツアーの団体さんを見かけましたが、
女の人がしゃがみ込んで、「 入れない! もうやだ! 帰りたい!」
と涙ぐんでいた姿を思い出します。
さて、今回はその2年後の訪問ですが、
トイレに関し、かなり気合いを入れて行きました。
すると、今回は、あれ、と思うほど衝撃が少なかったです。
理由の一つは、前回の経験を踏まえ、汚いトイレがどこにありがちで、
どこを避ければ良いかという予測がつくようになったことです。
ですから、屋外の施設の公共トイレは徹底的に避けました。
もう一つの理由は、トイレを衛生的にしようという動きが前回より
はっきりと感じられる社会になっていた事です。
吉林省の長春は、同じホテルに滞在しているし、
いくつか同じ所を訪れています。
明らかに進歩が見られました。嬉しい驚きでした。
さて、夫が仕事で定期的に滞在している大学では、
海外から招いているスタッフ専用の洋式トイレを設置していました。
大学の建物はとても古く、トイレは水洗ではありますが、中国式ばかりだったのです。
ドアにこんな張り紙が貼られていました。
海外からの教授専用。
清潔厳守ーーといったところ。
トイレの衛生状態は、
国際社会のお付き合いでの大切な窓口。
かーなりイメージを左右するものと痛感しました。
今、日本に観光に来る中国の人は多いですが、
日本での爆買いのアイテムの一つがウオッシュレットなのだそうで、
光明を見た私なのでした。
トイレ、侮るなかれ!
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