11/02/2014

子供と観た映画 - Maze Runner

私の住む町サリーン(Saline,MI)は、小さな町で、図書館も小さいです。
でも、とても利用しやすくて気に入っています。
図書館のブックグループにずっと参加してきている息子は
スタッフの人たちからもよく覚えてもらっているので安心感もあります。

この秋から息子がミドル・スクールに通うようになり、
図書館のブック・ディスカッショングループも、
ティーンの物に参加可能となりました。
息子いわく参加者の主流は7年生、8年生みたいです。
"pizza and Pages" といって、集まりでは大好物のピザが出ます。
ミドルスクールは図書館の隣。
放課後、自分で歩いて行けるので、私にとってもありがたいです。

食いしん坊の息子は、図書館のブック・グループではいつもスナックが出るので、
ここ3年間、2つの小学生のグループに参加してきています。
一つは学年が進んで対象外になり「卒業」しましたが、
新しく6年生対象のグループが出来たので、
現在3つ、月1回の本の集まりに参加していることになります。
ティーンの方は、本の雰囲気がガラリと変わったのでとっつきにくそうですが、
ピザが大活躍していて、頑張って読んでいます。
このぐらいの年頃の子の本になると私も楽しめますから
頑張って続けて欲しいと思っています。

さて、ティーンのブック・グループのために今読んでいるのは

"Maze Runner"
By
James Smith Dashner

ちなみに私はティーンに人気の「ハンガー・ゲーム」が今一つ好きじゃありません。
雰囲気が似た感じがしたのですが、息子に聞いたところ、
殺し合いを積極的にする設定ではないようです。
ただ、どんな所で起こった話なのか、
登場人物のバックグラウンドは何なのかなど聞くと、
「分からない」
「ある迷路のある場所に突然来てしまうけど、理由が分からない」
「誰も何も分かっていない」
の一点張りで、本当に読めているのかとイラっとしました。
(でも、自分も読んでみようとはしない母親)

そういえば、映画になって今、上映中だったと気付きました。
という事で、
この日曜日は、この"Maze Runner"を一緒に観ました。
あともう少しで本を読み終わる所らしいのですが、
読み終わる前に映画を観てしまう事に抵抗はなかったようです。
(彼にとってはどうでもいいらしい)



下は主な登場人物たち。
上から2番目のNewt が少年らしい涼やかな顔で人気みたいです。
時代が変わったなと思うのは、登場人物の人種がバラエティに富んでいる事です。
特に、東洋人(Minfu) が嬉しい。
もちろん、原作の本の中でも。


映画を観た所、息子が言う通りでした。
大きな迷路に囲まれた箱庭のような所に、
毎月1人ずつ少年が長いエレベータのような物に乗せられて送り込まれます。
皆、記憶が消されていて、何処から来たのか、家族のことすらも忘れています。
辛うじて自分の名前を思い出す事が出来る程度。
何のためにそこで暮らしているのか誰も知りませんが、
中で平和に暮らすためのルールがあります。
例えば、迷路の中に入れるのはRunner と呼ばれる人たちだけです。
勝手に入ってはいけません。

写真の一番下のGallyは、中でも最たるルール・フリーク。
主人公のThomas (トーマス)が来てから、
彼がどんどんルールを破り、
迷路の中から脱出しようという動きに皆を引き込んで行くため、対立します。

さらに、月1回男の子、青年だけが来ていたのが、
トーマスが来て間もなく、「最後」の住人として初めて女性が送り込まれます。

彼女も記憶を消されていますが、トーマスの事を知っていたらしい事が明らかでした。
でも、どこでどのように知り合っていたのかは不明です。


この映画を観ていると、
最初は何も訳が分からず、
箱庭のような所に閉じ込められた生活を始めますが、
巨大で、毎日中のルートが変わり、
しかも怪物(ロボット)がうろついている迷路の外に脱出を果たします。
何というのか、コンピューター・ゲームの中の世界のようです。


真ん中のグリーンの所が彼らの小さな箱庭の世界。


脱出を果たして、皆めでたしめでたしーーというわけでもありません。

実は、この物語(映画)の中の世界は、何重もの構造になっているようです。
ゲームの中で色々なフェイズに行かされるキャラクターのように。。。

上の写真以外にも主なキャラクターがいますが、
昔、脚本をかじったせいなのか、最初の段階で、
誰と誰が死ぬか(死ななければ物語が盛り上がらないか)はっきり分かりました。
(ティーン向けの物語は素直です)

不条理に主なキャラクターがバタバタと死ぬ事がないので、
こういった設定の物語や映画が苦手な私でも、まま大丈夫でした。
このくらいだとしたら、
食わず嫌いで観ないままでいる「ハンガーゲーム」も大丈夫かもしれません。

映画館を出る時、
シュワルツネッガーの出世作「ターミネーター」を
また観たいなあという気持ちになりました。
随分違う物語ですが、
何となく通じる物を感じた私なのでした。
(映画としては「ターミネーター」の方が好みです)

いずれにしても、息子が物語を正しく理解できていたようで良かったです。
要するに、何が何だか分からないけれど登場人物たちが必死に脱出する物語で、
最後の最後の実はーーも一体どこまで行くのやらという感じです。
息子は今一つ好きな物語ではないようですが、
ピザを食べに行く日ーーBook Discussion ーーを楽しみにしています。
それでもまあ、いいや。

資料

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