11/23/2014

この人すごい ー バナナ彫刻職人 Keisuke Yamada



絵を始めたのは2010年です。
翌年から見よう見まねでウエブサイトを作りはじめた関係で、
コンピューターを使う事が圧倒的に多くなりました。
検索する内容もアート関係が増えました。
すると、
バナナ彫刻(banana sculpture)の作品を取り上げている記事が目につきました。

作品の写真を見ると本当に見事で、思わず見とれてしまいました。
何よりすごいなあと思ったのは、
バナナという、すぐに劣化してしまう食べ物で彫刻を作成しているという所。
最初から消え去る事が宿命になっている芸術です。
また、すぐ劣化しますから、この続きは後でみたいな事も無理。

カメラやビデオの進歩で、肉眼で本物を見られない人にも
雰囲気を伝える事ができるようになり、
こういった一時で消えゆく芸術にもチャンスの幅が広がりました。
写真を撮って、それを鑑賞するわけで、ある種フォトアートともいえます。

本物を並べた展覧会の実現は厳しそうです。
え、冷凍しておけばいい?
でも、冷凍したバナナと生では全く質感が違って見えます。
下は作品の一部の画像のラインアップです。
ね、ぬらぬら〜っとしているでしょう?



これと似た芸術に料理があります。
料理の場合、目で見て表現できない味という要素もあります。
夏の夜に打ち上げる花火も似ています。
その時の一瞬の輝きにかけるというものです。
今住んでいるミシガンの隣町アナーバーには、
歩道にチョークでイラストを描くStreet Art で有名な方がおります。
考えていくと、まだまだ沢山ありそうですね。

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さて、このバナナ彫刻(banana sculpture)ですが、
英語で書かれた記事ばかりなのですが、よく見るとアーティストは日本人でした。
Keisuke Yamada (山田恵輔)。
滋賀県彦根市在住。
(井伊直弼の彦根城、ひこにゃんなどで知られていますね)

世界のあちこちから注目されているバナナ彫刻の発信者は
滋賀県に住む一人の若い男性だったのでした。
特定のマスコミからのバックアップを受けたわけではなく、
全くの個人がネット界のガラスのはしごを上り、
世界的に評価された良い例ではないかと思います。
スター誕生です!


それから数年、ブログに書こうと思って久々に検索してみたら、
おおっ! かなりの権威になっておりました。
すごいと思った人が、
ちゃ〜んと評価されている様子を見るのはとても嬉しいです。

これから彼の世界がどのように発展していくのかが見逃せません。
引き続き頑張っていってほしいです。


バナナ彫刻士山田恵輔オフィシャルサイト
バナナ彫刻職人のブログ


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