9/06/2015

懐かしの漫画ー 「暗黒神話」ー諸星大二郎が無性に読みたい

子供時代、少年誌に連載していた漫画の中、
独特の世界で、はっきりと印象が残っている作品に、
諸星大二郎の「暗黒神話」「孔子暗黒伝」「西遊妖猿伝」があります。
漫画というのは、画風で誰の影響を強く受けているかがはっきりわかるのですが、
あの頃の連載陣の中、諸星大二郎の漫画は傑出した独自性を放っていました。
自分の信じる道を淡々と歩き続けている漫画で、不思議な魅力がありました。
後でわかった事ですが、諸星大二郎には熱烈なファンがあり、
その愛され方はひとときのものではなく、一生ものという事です。

作品の世界はSFとも古代文明に取材したファンタジーともいえますが、
私の中では、
文学の風合いを持った漫画で、当時少女漫画界で輩出していた
萩尾望都、竹宮惠子、山岸凉子といった文学系漫画のカテゴリーに属しています。

下の「孔子暗黒伝」に登場していた開明獣(かいめいじゅう)は私のお気に入りの一つです。

開明獣 by 諸星大二郎

諸星大二郎のさらにすごいところは、
バーチャル博物館が立ち上がっているところ。
きちんと全作品の履歴が揃っていて、ファンにはとてもありがたいです。
(下はその入り口の画像です)
↓↓


諸星大二郎博物館

諸星大二郎の絵柄も、独特のムードを持っています。
とても丁寧に自分の世界を描いています。
ちょっとやそっとでは真似できない絶妙のバランス。


「西遊妖猿伝」ポスター

諸星大二郎博物館を見ていたら、
無性に彼の作品をまた読みたくなってきました。
読んだことのない作品群が読みたくてたまりません。
どれを読みたいか?
ここに取り上げると長〜くなってしまうので省略します。

なぜかちゃんと揃えて持っていないので、
これからコツコツ集めていくしかない。。。

実は、この夏、一時帰国中、諸星大二郎の漫画をたっぷり持っている
長年の友人夫婦宅に泊めてもらう事ができたのですが、
うず高く積み上げた諸星作品の山を前に早々と撃沈。
年は取りたくないもので、早いうちからグウグウ寝てしまったのでした。

次回はもっと早い時刻に遊びに行かねば!
と、肝に命じている私です。

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