8/15/2017

映画ーDunkirk - (邦題:ダンケルク)

近くに映画館ができたので、とにかく話題作をせっせと観ようと努力しております。
なんでもかんでも観てみたところ、やはりレビューの星が少ないものは
少ないだけの理由があるとわかってから、やみくもには観に行かなくなりました。
Dunkirk という、第二次世界大戦の初期、
まだドイツ軍が勢いがあったころの実話を元にした映画が話題になっておりました。


フランスのDunkirk という海辺の町の海岸にドイツ軍から追い詰められた
イギリス、フランスその他の兵士たちの脱出劇です。
実際に存在した人物も登場しますが、架空の人物もふんだんに織り込んで、
緊張感あふれる展開が続きます。
この脱出劇では、対岸のイギリスの一般市民が、自分のボートを出して、
兵士たちを救い出しています。そしてそれは史実でもあります。
海岸に追い詰められた地上の兵士たちの陸上のドラマ。
空から戦闘機で軍の船で脱出しようとするのをドイツ軍の攻撃から守ろうとする、空のドラマ、
そして、一般市民で勇敢にも兵士たちを一人でも多くすくい出そうと乗り出した親子の海の上のドラマ。
この3つのドラマが、入れ代わり立ち代わりで展開していきます。

予告編を観たときから、これは息子は観たがらないと思ったので、
一人で行くチャンスを狙って行きました。
とはいえ、じつは私も戦争映画は苦手です。
でも、話題作でしたから、勇気を出して行きました。

一番印象に残ったシーンは、映画の最初。
空からビラがひらひらと舞い落ちて来る中、イギリスの兵士たちが
死んだように静かなDunkirk の町を歩いているところです。
ビラには、お前らをここに追い詰めてやったたぞ、
万事休すだぞ、という感じのことが書かれています。
シーンとしている中、ひらひらとビラが舞い落ちて、
ここからもう、ピンと空気が張り詰めて、戦争映画が苦手な私はドキドキ。
そして、その静寂の中に突然ーーーー!! 

でも、私の隣に座っていたおじさんは、映画館の売店からピザを取り寄せ、
ばくばくと食べ、コーラをぐいぐいと余裕で飲むペースを全く崩さずにいました。
尊敬です。

銃撃され、何とか逃げ切った青年は、海岸にたどり着きますが、
ものすごい数の兵士たちが、軍の船で脱出すべく、たくさん待機しています。
でも、ドイツ軍から追い詰められているわけですから、空から攻撃を受けます。
固まって整列している人々のところに容赦なくドーンと行きます。
せっかく乗った船も、爆撃で次から次へと撃沈。
下は、メインキャラクターが爆撃されたときに伏せているところ。
予告編でも印象的でした。ということで、ささっとスケッチ。


そして、陸、空、海上のドラマが緊張感が途切れないまま、ずっと続いていきます。
この映画館は、「戦争スリラー」と銘打っています。なるほど、確かにスリラーだ。

日本に一時帰国したところ、日本でも上映されるようで、さかんに宣伝していて、
アメリカで観てからたった3週間かそこらしかたっていないのに、
なんだか懐かしいものを見るような気がして不思議でした。

映画を観たあと、歴史的な背景と、映画についていくつか記事を検索して読みました。
下の資料が一番私にはわかりやすかったです。よい映画だなあと再確認できました。
事実を元にしている映画は、後で調べて復習できるところも楽しみの一つです。

History vs Hollywood (英語)

が、もう一度、この映画を観るかと問われると、悩みます。
というのは、戦争映画、マフィア映画は、一度観て名作とわかっていても
「恐ろしいシーン」があるため、二度目を観るのは引いてしまいます。
人がいたずらに傷つけられたり、命を奪われたりするシーンがあるものは、
どうしても生理的に苦手。
臆病者なのですが、それでいいや。

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