12/04/2013

”5ドル25セント“ タイムの映画を楽しむ < Gravity (邦題:ゼロ グラビティ)--- 息子のロマンをこわしたかも。。。>



「5ドルタイムの映画を楽しむ」というシリーズタイトルですが、
ここ最近、経営者が変わり、5ドル25セントに値上げしていることに気づきました。
ということで「"5ドル25セント"タイムの映画を楽しむ」に変えましたが、
字面が美しくない〜。

前の投稿にも書きましたが、
水曜日は丸一日ディスカウント価格だったのですが、それもなくなりました。
現時点でのディスカウント・タイムは、毎日の「一番最初の上映」です。
こころなしか、上映開始の時刻も、早めのものが少なくなっている気がします。
以前は10時前後の開始時刻が沢山あったのですが、今はちょぼちょぼ。
たいていのものはお昼近くからです。

午前中にさっと5ドルタイムで映画を見て、
午後はまるまる別の予定に使える、
というお気に入りのパターンがだんだんと
難しくなってきてしまい、残念です。

↓ 前の投稿 ↓

*****

さて、サンクスギビングのお休みの最終日(日曜日)、
ずっと前から気になっていた”Gravity"を、小5の息子、大学生の娘と観に行きました。

本当は”Cloudy with a Chance of Meatballs 2”を観ようと思っていたのですが、
劇場での上映期間が終わってしまっていました。
上映が始まったばかりの、子供向け映画”Frozen" は、娘が前日、
アニメ友達と観てしまっているし。。。

ーーーーということで、

観る映画を全く180度違う方向性の”Gravity" に変更したというわけです。
PG13だし、息子は乗り気じゃないけど、ま、いいやってなもんです。


Cloudy with a Chance of Meatballs 2


このアニメは、食べ物だらけ!
食いしん坊の息子にぴったりだったが。。。

1日の差で、このシリアスな世界に。



****

ところで、この"Gravity "を観に行った日曜の朝、
宇宙食のアイスクリームを息子と食べました。
アナーバーの博物館へプラネタリウムを見に行った時に買ったものです。


かつて住んでいたHouston Texas には、NASAと、NASAの見学センターがあり、
そこでも、このフリーズドライのアイスクリームをお土産に買ったものです。

(告白すると、人にはあげていながら、味見したことがありませんでした)

今回、初めて食べてみました。
う〜ん、たしかにアイスクリームの味。
でも、宇宙で食べるからいいんでしょうね、という感じ。

この宇宙食アイスクリームを食べた事が、

「ミートボール2がないから、”Gravity"にしよう!」

の発想に、しっかりつながったんだなあと今、これを書いていて気づきました。
もうひとつのもっともらしい理由としては、
そろそろ劇場上映期間が終わってしまう、という事もありましたが。





"Gravity" は、”スペース・ディザスター”を想定した映画です。
酸素も重力もない閉塞された宇宙空間での事故の話。

起こっていることは大事なのですが、
妙に静かに、淡々と進んでいきます。

映画の中で、ヒューストンとさかんに交信していたので、
とても懐かしくなりました。
そういえば、宇宙も、宇宙飛行士の話題も、けっこう身近でした。

ふと、昔に戻ったような気がしました。

登場人物は非常に少なく、交信で交わす対話くらいです。
音が遮蔽されたような空間ですから、交信以外は沈黙。
だからつとめて交信するようにしているように見えます。
感覚が正常でいるために。
そして、安全でいるために。

宇宙空間の中では、動きを止めることがとても大変です。
また、ちょっとした力がかかっただけで、どんどん遠くに運ばれてもしまいます。

「ああ、止まらない!」という感じの場面では、
凍った路面を運転しているときに、車がすべった時の感覚を思い出しました。
主人公が、動きが止まらないときに、たびたび「NO, no, no.....」と口にしますが、
そのときの感じが、ありありとよみがえって来ました。

マスクが壊れたら、中身は外に飛び出してしまいます。
宇宙飛行士の1人は、それで顔の中身を持っていかれてしまいます。

酸素が足りなくなり、息が苦しくなり、朦朧とするという場面も度々です。

宇宙は広いのに、人間は、小さく閉じ込められた、はかない存在です。


最後に、
生き残って地球に戻れた主人公が、
本当に嬉しそうに「重力(Gravity)」を感じている様子のシーンがあります。

「重力」

ーーー地球に引っ張られ、地上にはり付いている私たちです。
人間は、地球にはり付いている状態が一番安定するということです。
そして、私たちを取り巻いている空気。(酸素)水。。。

当たり前のことなのですが、
この映画を観ていると、私たちが生きる地球というのは、
大宇宙の中では、ほんのちっぽけな限られた空間であるということがわかります。
「ごくごく限られた特殊な環境」の中でしか生きられない私たち人類なのです。

宇宙船の中はとても狭いですが、
地球だって、サイズが大きいだけで、宇宙船のようなものです。
この「地球」という宇宙船が、もし壊れたら、人類は。。。
などと考えてしまいました。

*****

ところで、息子(小5)は天体の事が大好きです。
つい最近も土星についてのプロジェクトを仕上げたし、
毎年、天体望遠鏡で星を見る会にも出ています。

その息子が、この映画が始まってしばらくすると、
しくしく、泣き出してしまいました。

「こんな救いのない、映画、観る価値ない!」

小さい頃からずっと大好きだった宇宙。天体。
怖くなっちゃったかな。。。

ちょっと心配になりました。

天体の事を研究するのは、べつに自分が直接宇宙に行かなくても良いわけで、
プロジェクトによって違うのだという事は説明しておきましたが。。。

涙ぐみながら文句をたれつつも、
いつものお変わり自由のポップコーンを、
いつもの調子でパクパク食べていた事を追記しておきます。



今回は、お気に入りのホワイトチェダーのフレーバーがなかったので、
不満を隠せない様子でした。

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