5/02/2014

うちの犬 <短いしっぽのわけ>



我が家の愛犬・愛チャンは、見かけ上100%ビーグルですが、
母犬はフォックステリアのミニチュアです。

愛チャンは、世間のビーグルと違う所があります。
そう、しっぽが短いのです。


なぜしっぽが短いのかというと、
生まれた時に半分の所でチョンと切られたのです。
愛チャンはアニマルシェルターで生まれたのですが、
母犬はパピーミルと呼ばれる純血の犬の生産工場のような所からやって来ました。
狭いケージに閉じ込められっぱなしで、ひたすら交配、出産を繰り返すところです。
そして、母犬はそこでお払い箱になったのです。

来た時に母犬はお腹に子犬がいることがわかりました。
純血種の犬を繁殖している所から来たので、
生まれて来る子犬は、自動的にフォックステリアのミニチュアと皆、思ったわけです。

フォックステリアのスタンダードはしっぽを半分の所で切るのが正式で、
もし、その型通りになっていないと純血種としては不幸な人生、
じゃなかった犬生になってしまいます。
ということで、チョン。

ごく小さい子犬のうちでないと、しっぽを切るのは危険なんだそうで。。。

下はフォックステリアのミニの写真
↓↓

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愛チャンそっくりですが、フォックステリア・ミニの子犬です。


下はシェルターから来る直前の生後1ヶ月くらいの愛チャン。
上のフォックステリアの子犬と見比べると、似てるでしょう?
愛チャン。
アニマル・シェルターにて。
目は開いているけれど、まだよく見えていないころ。

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さて、愛チャンと一緒に生まれた兄弟姉妹ですが、皆、すぐに死んでしまいました。
生き延びたのは愛チャンだけです。

娘がアニマルシェルターのお手伝いをした関係で、
サバイバー愛チャンは我が家に来る事になりました。

体の黒い所が、小さい頃はきれいなハート型。
それで愛チャンと命名されました。

さて、愛チャンの母犬ですが、愛チャンを産んだ後、突然、パピーミルが返せと言って来て、
半ば無理矢理母犬を連れ戻してしまいました。
一体、あれは何なんだ?
と、私たちはあっけに取られたのですが、すぐに理由がわかりました。

小さな愛チャンを連れて獣医さんに行った所、

「可愛いビーグルですねえ」

愛チャンはビーグルとのハーフ犬だったのです。
当時は母犬のイメージが強かったので、
フォックステリアの子犬として見ようとしていましたが、
獣医さんに言われてよく見ると、しっかり100%ビーグルの姿です。
半分入っているはずのフォックステリアの面影はありません。

そこでさらに分かった新事実。
パピーミルは、フォックステリアのミニチュアと、
ティーカップ・ビーグル(ちっこいビーグル)を繁殖している所なのでした。

推測するに、何かの手違いでこの2種が混じってしまい、
邪魔なお腹の中身を持ったくたびれ気味の母犬をシェルター行きにしたのでしょう。
お腹の中身がなくなったら、やっぱりまだ使える思ったようで。。。

愛チャンーー悲しげな顔ーー 会う事のない毋犬に思いをはせているのか。。。
な〜んちゃって、演出です。

愛チャンは、両親がミニチュアですが、中型犬です。
小型犬同士が混じって雑種になると、なぜか中型犬の大きさになるらしいです。
純血種ではないわけですが、
丈夫で病気知らずなので、とても良いと思っています。

頭は今一つ良くないですが、気がいいのでこれもよし。

しっぽも、実はこの長さ、気に入っています。
かつて実家で飼っていたダックスフンドたちは
多分、ビーグルのふつうのしっぽと同じ長さでしたが、
しっぽをブンブン降った拍子に何かを叩き落としたりなどしていました。

愛チャンのしっぽは短いので、嬉しい時にヒョコヒョコ振っている様子は可愛いです。

しっぽが長い愛チャンは想像できない!

短いしっぽは、愛チャンのトレード・マークとなっているんだなあと、
これを書きながら気づいた次第です。

下の絵は、アニマルシェルターにいた
愛チャンの毋犬をモデルに描いた絵です。
水彩画を始めたばかりの頃。
この絵を見ると、いろいろイラッとしながら、
もたもた描いていたのを思い出します。
今もイラッとしてますけどネ。


A Great Escape - variation 1
watercolor, 10" x 15" (25cm x 38cm)
2011 ©yoshiko mishina
www.ymishina.com



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