2/11/2013

元祖・亀まんじゅう-- 静岡県御前崎市



実家から荷物が届きました。
中に懐かしい「かめや」の亀まんじゅうが入っていました。

静岡県の御前崎の海岸あたりは、
昔から、ウミガメが卵を産みに、沢山やって来ていました。
その関係で、亀は御前崎では、親しみが深いのです。
開発のため、砂丘がほとんどなくなってきてしまい、
現在では、産卵に来る砂浜の保護活動が行われています。
かなり数が少なくなってしまいましたが、
今もウミガメたちは卵を産みに御前崎にやって来ています。


日本の各地には、こういった老舗が多いですね。
小さい頃からずっと、すぐ近くにあって当たり前だったのですが、
ここアメリカの生活が20年を超した私、
あらためてしみじみ箱やら、中の説明書やら見ていると、
何だか不思議な感じがします。


この亀まんじゅう、
最初はこの「かめや」さんが売っていたのですが、
後から疑似商品(海賊商品というのか)が続々出ています。
でも、ここが本家です。
今回、興味深かったのは、上の「ご注意」の紙。
頭としっぽの部分は人気ですが、頭の所の目は小豆です。
ウッカリ素直にかじると、歯にガキッと来る事があります。
何か苦情でもあったんでしょうか。
小豆について注意書きが登場しております。
わたしが記憶する限り、昔は、
このようなご注意の紙は入っていなかったです。


亀さんの小豆目。
上の写真は、鶴まんじゅう。ミニサイズです。
大きいサイズの亀まんじゅうと、鶴まんじゅうを対にして、
鶴亀まんじゅうとしても売っています。
鶴は千年、亀は万年。
が、やはり亀まんじゅうのシングルが根強い人気です。





小さい頃から、この亀まんじゅうを食べる時は、
複雑な気持ちになったものです。
なぜなら、食べるために切らなければいけません。
かわいそうな気がして。。

頭の所と、しっぽが人気です。
コリコリっとした触感と香ばしい味があるからです。
子供の頃、頭の所を食べると、
頭が良くなると言われていたのを覚えています。
他に、腰や手足など、具合の悪い所がある人は、
その部分を食べていたような気がします。
これは、特にお店の方でそのように言っているわけではありません。
何となく、ご利益があるように人々は考えて、
この亀まんじゅうを食べてきたのではないかと思います。
ことわたしの毋は、こういった事を大切にする人です。

このごろ、頭がぼよ〜ンとしてきて、
いいかげんなので、まあ、このブログなども始め、
脳内革命を試みているのですが、
亀まんじゅうの頭は、娘が抜け目なく、さっとゲットしました。
「これで頭よくなる〜」
まだ小さい弟に譲るという気持ちは、
さっぱりなかったようです。
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遠州・静岡名物元祖かめまんじゅう
かめや本店ホームページ
亀まんじゅうのページ



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