2/01/2013

ニュースの拾い読み <チップ騒動>


話題のレシート


アメリカでの生活で、今も悩むのがチップ。
レストランに行くたびに、ああ、面倒くさいなあと思っています。

日本にいたころより、外食があまり好きでなくなりました。
なにしろ、外食に「時間がかかる」のです。
というのは、ウエイトレス、ウエイターが来てごあいさつ。
まず、飲み物を聞かれ、アペタイザーはどうかとか、
今日のスペシャルは云々といった事を言われます。

食事が終わって、お勘定をしたいときも、
テーブル付きのウエイター、ウエイトレスに取り次がなくてはいけません。

日本にいたころの外食は、注文して、食事が来て、
食べ終わったらさっさとレジに行って払って帰る-----だったので、よかった。

そして、「お世話」をしていただいたのですから、
支払いのとき、チップをつけなくてはいけません。
税金をかける前の合計のだいたい15%前後が相場です。

さて、わたしのぼやきとはまた別ですが、
ある牧師さんが、
あるレストランでチップ18%このように堂々と割合を指定してあるのに驚いた)
とレシートにあるのを無視し、
チップをつけずに支払った事がニュースになっていました。
「わたしは神に収入の10%を献金しているが、なぜウエイターが18%も取るんだ」
というメモをレシートに書いたからです。(冒頭の写真参照)

こういう人を"Bad Tipper"というらしい。

さて、世間の声は、どちらに味方したでしょうか?
サービスにチップを払うのは当然という認識があるので、
ウエイター氏の方に軍杯が上がったようです。

下のリンクからニュースに入ると、
かのウエイター氏が”ヒーロー”としてビデオで紹介されております。

Person claiming to be pastor leaves waiter note: ‘I give God 10%. Why do you get 18?’http://news.yahoo.com/blogs/sideshow/pastor-tip-receipt-155914258.html

ウエイター、ウエイトレスは、こちらでは「サーバー(server)」といいます。
多くの場合、普通の給料制、時給制とは違い、
極端に基本給が低くあとはチップで上乗せだったり、
お店によってはチップだけが収入という所もあったりするので、
わたしの場合、たとえ不満が残るサービスであったとしても、
かの牧師さんのように堂々チップゼロでお店を出た事はありません。

牧師さんの失敗は、
レシートにメモを書いた事ではないでしょうか。
書いたものは残ります。
レシートの写真を撮られ、
「証拠」となって世間に公表されてしまいました。
ウエイター氏が、reddit というソーシャルネットワークに
上のレシートの写真つきで投稿し、これがニュースになったのです。↓

My mistake sir, I'm sure Jesus will pay for my rent and groceries.

こんなに世間に浸透しているチップを払う制度ですが、
じつは法律ではないようです。
「犯罪」ではないので、私の見た範囲では、
牧師さんの名前も顔も公表されていないようです。

しかしまあ、
ソーシャルネットワークというのは影響力があるのですね。
下手な事できないですね。。。

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参考リンク(英語)
Person claiming to be pastor leaves waiter note: ‘I give God 10%. Why do you get 18?’ http://news.yahoo.com/blogs/sideshow/pastor-tip-receipt-155914258.html

My mistake sir, I'm sure Jesus will pay for my rent and groceries.

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